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vol.1 『明日地球が終わるなら』

きっと今までにこんな質問を受けたことがないだろうか。

『地球最後の日に何食べる?』


俗に言う【最後の晩餐】というやつだ。

この非現実的な質問に真剣に答えるのは悩ましく、

きっと自分の好きな食べ物というカテゴリーの中にある、

     〝懐かしさ〟〝定番〟〝高級〟

恐らくこの3つに分類されると思う。

母親が作る懐かしい手料理
いつもランチで食べていた町中華の餃子定食
普段予約の取れない高級寿司

なんて様々で、全てに共通するのは強い思い出に限るだろう。


そんな事を真剣に考えていると、
僕は間違いなく、『ふーみんの納豆ごはん』と答える。

しかしここで矛盾するのが、
実は僕が納豆を食べれない事だ。

僕は幼少期から家族が嫌いな理由もあり、
納豆が冷蔵庫にあることを見た事がなかった。

その影響もあり未だに食べることはほぼ無い。

『納豆ごはん』と聞くと、ご飯の上に納豆が乗ってる、
質素であり定番のようなイメージがあるだろう。


でも実際は違う。

僕が最後の晩餐に食べたいのは
『ふーみんの納豆ごはん』

初めて食べたのは約10年前。
仕事で東京に行った時に上司に連れて行ってもらった

『中華風家庭料理屋ふーみん』

ここの看板メニューが『納豆ごはん』なのだ。


超人気店でオープン前には行列。

並んでいる間にオーダーを取るシステムで、
殆どの人達が『納豆ごはん』を注文している。

初めは躊躇をして別のメニューを頼もうとするが、
客の圧力にも負け、納豆ごはんを注文してみる。

そこには思っていた『納豆ごはん』ではなく、

質素ながらに高級感のある納豆ごはん⁇が出てきた。

ランチ限定 納豆ごはん ¥1,250-


今まで食べてきた納豆は何だったのだろうと、
思わんばかりの感動がそこにはあった。

そしてこれは〝懐かしさ〟〝定番〟〝高級〟
この全てに当てはまるモノだった。

これを食べてから僕は東京に行くたびに必ずお店を訪れる。

そんな納豆ごはん以外にも人気メニューは多く、

いつかは違うモノも食べたいと思っていても
必ず『納豆ごはん』を注文してしまう。

だからそれ以外のメニューを食べたことがない。

是非そんな納豆が嫌いな人もそうじゃない人も
東京に行ったら足を運んでみては如何でしょうか。


中華風家庭料理ふーみん
03-3498-4466
東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
https://g.co/kgs/HPcpRcq

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