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2022-002「秘密」ラジオドラマ脚本 1122
タイトル「虹色の秘密」
青(M)放課後の教室。親友の恵那から、相談事。俺も、やつに秘密が…。
青 「早く言えよ、先約がさあ、あるんだよ」
恵那「ひみつ」
青 「なに、キョロキョロしてんだよ」
恵那「傘さしてるぜ、校庭の人」
青 「誰に告るつもりなんだよ」
恵那「俺より大事か?」
青 「どうでもいいだろ、なんか変だぞ。話があるなら…、お前らしくもない」
青 (M)雨が降らないと虹は現れない。
担任「お前ら、授業終わったんだから、さっさと帰れ!」
恵那「変に、思うなよ」
青 「雨が降らないと、虹は見えないんだよ」
恵那「実は…」
【SE】教室のドアが開く音
青 「ハナ、ごめん、外で待ってて…」
恵那「噂通りかあ…」
青 「秘密にしてたけど、ハナは、父親は違うけど兄妹」
恵那「えっ…」
青 「虹が出てるよ」
青 (M)雨が降らないと虹は現れない。
青 「提案だけど、3人で仲良くやろうぜ」
恵那「お前だけ、両手にハナか」
青 「俺も、決められないんだ。ダメか?」
恵那「秘密なんて…」
青 「知ったところで、いいことなんて一つもない、心がざわつくだけさ」
【SE】雨雲が、風で流されていく
★完了★