頭のいい親は子供を褒める時に、どんな声がけをしているのか?
本日は『頭のいい人の対人関係』に書かれていた内容を一部、紹介します。
本書は駿台予備校の元カリスマ講師犬塚さんが東京大学院に通い直し、学んだ交渉学の最新の研究結果が簡潔にまとめられています。
この本、個人的に良かった点が、理論を実践する際の効果的なポイントがとにかく細かく書いてあること。
例えば、よく聞く、教師期待効果。
教師期待効果は教師から期待を受けた子供は、その期待に沿った成果を出すことができる心理効果のことです。
この教師期待効果を実施する際に重要なポイントが下記の3点と書かれていました。
1.命令NG。◯◯なら、すぐに終わっちゃうと思うよ。とソーシャルラベリングをする
勉強しなさいと言ってはいけない、と最近言われますが、人間、命令されても身が入らないもの。
そうではなく、「◯◯(相手)は取り掛かれば、すぐに宿題を終わらせてしまうぐらい勉強ができるやね」とラベリングしてしまう。
そのラベリングによって、「自分は△△だから、すぐに宿題を終わらそう」という気持ちが強くなり、その期待に沿うような行動をとリやすいと書かれていました。
子供と接していると、つい感情的に命令形で話してしまうこともあるので、注意が必要です。
なお、このラベリングは大人にも有効だそうです。
2.期待と一緒に理由も必ず添える
例えば、理由は四谷大塚のSクラスだから、、、など。
このことによって納得度が高まり、より行動に移しやすくなるそうです。
3.嫌われているかもと思ってしまうと、その期待に応えて自分がそのようにふるまってしまうので注意
最後は注意点でした。
本日紹介した本は、交渉について3つのルール、5大セオリー、55個のメソッドが書かれており、とてもお勧めです。
本日は以上です。また明日。