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私を「残念な」社員から「モデル」社員に変えてくれたメンターに教わったこと〜①本は読むな!デキル先輩から盗め!〜

「一緒に仕事はしたくないタイプだよね…

変わっていて面白いから少し離れた距離で見ているのはいいけど。」

そんなことを言われた経験があるだろうか。

そんな人が近くにいたりするだろうか。

ここで「ないです」と言われたら、

話が終わってしまう。

お願いだから「ある」前提で読み進めて欲しい。

十年以上も前の話だ。

新卒入社1年目の時に言われたのが冒頭の台詞。

発言者は一緒に働く営業事務の女性Hさん。

当時、私は「残念な社員」だった。

やる気がなかったわけではない。

新卒入社したばかりで、希望に燃えていた。

朝は5時に起きた。

毎日最低2~3冊のビジネス書を読んでいた。

1日で5冊読んだ日もあった。

そんな自分を「イケてる」と思っていた。

周りには「イタイやつ」だと思われていた。

自己満足の残念な努力に励む「シンソツ」だった。

そんな私を変えてくれたのがメンターだった。

当時、足繁く通っていた読書朝食会 "Reading-Lab"の100回記念会。

通常は6人1島で読んだ本のシェアをする。

100回記念会はその島にビジネス書の著者が必ずいる豪華な会だった。

そこでメンターと出会った。

メンターはリクルートに20年以上勤め、独立。

初めてのビジネス書を上梓されたばかりの方。

私は読書会終了時に、後にメンターになる方に宣言した。

「○○さんの本をテーマにした勉強会をしようと思います」

そのことがきっかけで、その方にメンターとしてコーチングをして頂けることになった。

メンターは2年間、「課題」を出してくれた。

「課題」をクリアし続けた結果、仕事で結果が出せた。

一部上場の会社に転職後は、数々の賞を受賞できた。

課題の1つが「デキル先輩から毎日1つ盗むこと、盗むと決めたことを毎日報告すること」だった。

課題の冒頭にメンターはこう言った。

「本を読むな!出来る先輩から盗め!」

メンターいわく、

本のノウハウは抽象化されている。

ノウハウを実践するには、落とし込みが必要。

一方、デキル先輩のノウハウは違う。

そのやり方をコピーすればいいだけ。

同じ仕事なので、結果がすぐに出る。

ビジネス書の著者には質問しにくい。

デキル先輩にはすぐに質問できる。

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早速やってみた。

メンターからの課題は「何でもいいから一日一つ盗め」

初日にデキル先輩からコピーしたのは「仕事の片付け方」だった。

当時、デキル先輩は取り組む仕事に関連する書類を1つのファイルにまとめて、それを積み上げ、上から1つ1つ、処理をしていた。

それによってテキパキ仕事をこなしていた。

それは盗もうと思って観察したから分かったことだった。

・・・

この課題は自然に身につき、転職した会社でもやっている。

例えば、パソコンの操作に長けている先輩から盗んだ「ブックマークのやり方」。

ブックマークを上に表示する際に、ロゴだけにすると、沢山載せられる。

(イメージは下記)

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ポイントは何でもいいから毎日1つ増やすこと。

継続することが重要だとメンターから教わった。

ビジネス書は絶対読むべきだと思う。

(読むなら、課題解決+サーチ型で読んだほうがいい。)

ただ、ビジネス書より

・費用がかからず

・即効性があり

・労力もかからない

それがデキル先輩から学ぶことだ。

先輩から学べる「役得」を使わないのは大損だ

このnoteの表紙?画像の『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』には、そのことが書かれている。

メンターに、私が言っていることはまさにコレだよ、この本を読みなさいと勧められた本だ。

下手な人が短期間で成果を出す一番の秘訣はコピーすること。

毎日の仕事にゲーム性が出て、楽しくなる、そんな課題だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次回の課題:「感情日記」を毎日つけ、報告する

最近、仕事で

「グッ!と拳を握りしめる、ぐらい嬉しかったこと」はあるだろうか。

「胸のあたりがワサワサする、ぐらい悔しかったこと」はあるだろうか。

それがなければ、成長のない働き方になっているかもしれない。

それがあれば、毎日の仕事が、明日の仕事が楽しくなる。

ない日があったとしてもいい。

ないことに気づいているか、だけで違う。

なぜ「感じ」られるよう、「心」に敏感にならなければいけないか、そのためにはどうすればいいのか、どんなコーチングを受けたのか、次回書きたいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(あとがき)

コーチングを受けていたのは2009年から2011年。

その間のメンターとのメールのやり取り1,321通。

1通1通に学び・気づきがあることを再確認した。

・101回目のプロポーズを全部観て、○○を学びなさい

・この本を読んで○○を学びなさい(齋藤孝氏の『質問力』『コメント力』『段取り力』、孫泰蔵氏の『孫家の遺伝子』・・・)

・1分自己紹介、20人からフィードバック受けよ

・中学校の国語ドリルを3周やり直せ

・・・課題も沢山ありました。

これから1つ1つ書いていきたいと思います。

最後に自己紹介(2020年3月20日現在)。
・34歳
・実家:創業94年の町工場を経営
・負け犬根性が染み付いていた
(失敗続きで現実に向き合わず、悔しい気持ちが起きない)
ー大学受験失敗、志望校に全部落ちる
ー青山学院大学の夜間部を受けて合格し、入学
・就職活動を大学4年の秋から再開するも、ほとんど募集なし
・2008年に部品加工業のムロコーポレーションに入社
・家業を継ぐため3年間の修行目的で入社
負け確定マインドで仕事に臨む「3年で辞めるから、とっつきにくいことは向き合わなくていいや」
・結果「残念な努力を続ける勘違い」新卒社員として当初、迷惑をかける
・ビジネス書の著者であるメンターの2年間に及ぶコーチングがきっかけでビジネス力向上
・仕事で結果を残し、勤めていた会社に少し恩返しする
東証一部上場のコンサル会社へ転職
数々の賞を受賞
ー2013年、同社の中途社員大賞
ー2014年、同社のブレイク大賞
ー2018年、同社のベストセミナー大賞
ー2019年、同社、士業支援部にて人を育てたで賞
・2020年1月から「社内転職」をし、新規事業の立ち上げに参画

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