思考16

恐怖は美味しい。トレード脳で見える世界

勝てるトレーダーは無感情でトレードするは嘘!?

負けるトレーダーと勝てるトレーダーとの大きな違いの一つは、トレード時にチャートの値動きから受けるイメージや情報の汲み取り方がまったく違うということです。

その代表例が恐怖です。
負けるトレーダーはトレード時に、このポジションは正しかったのかと不安になり、今から急な値動きの逆行が起こるのではと警戒することで、当初の戦略を実行しきれません。すなわち恐怖から逃げるという行動を取ります。

その感情は過去の経験からくる学習能力のせいであり、人間として当たり前なことなのです。ですが、その感情があるからこそ、トレードをうまく行えないのです。たとえどんなに優れた手法を持っていたとしてもです。

「だから恐怖を克服しようと練習に励んでるんです」という声が聞こえてきそうですが、そこに疑問を感じてほしいのです。

勝てるトレーダーは決して恐怖を感じないわけでありません。
むしろ、恐怖を忘れると、大雑把なトレードになり負けが込む場合すらあります。機械的な作業を淡々とこなす姿がトレーダーの完成像なんてことはないです。

むしろ勝てるトレーダーは恐怖と相場の値動きの関係を知り、トレードチャンスに変えています。
恐怖を取り除くのではなく、大事な情報源として受け入れるのです。

思考の違いを理解すればより効果的な努力ができ、勝てるトレーダーへの道のりを短くすることに繋がります。


と、ここまで概念の話がだいぶ続いてきたので、
ここで一つトレード戦略に関する意識改革を説明します。

■水平ラインの意識改革

水平ラインとは、チャートに水平に引くラインのことです。

使い方がシンプルで多くのトレーダーが用いるトレード戦略の基本の一つです。ラインの引き方は、過去の高値どうしや安値どうしを結ぶ、レジサポ転換したポイントに引くなど、その引き方でトレード成果に大きな影響を及ぼします。

そんな水平ラインですが、勝てないトレーダーほど意識できていないことが

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