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斜視体験談②~手術当日の話~

前回の続きです。

2020年10月5日に内斜視の手術をしました。

私は右目の内直筋と外直筋を手術しました。
内直筋は一回切り離して元の場所より後ろに
縫い付けることで筋肉を緩める、
外直筋はタッキングという方法で、
筋肉を折り畳んで短くし外側に引っ張る力を強める、
というような手術内容です。

私は53プリズムくらいズレていたので、
内直筋と外直筋の両方を手術する必要がありました。
個人差があるので、どちからの筋肉だけで済む人もいるようです。

人生で初めての手術で不安だらけだった為、
斜視手術をした人の体験談を色々あさって読んでいたのですが
痛いという人もいれば、痛くないという人もいて、麻酔するのに
痛いってどういうこと…?と手術する直前までドキドキでした。

直接主治医の先生に質問したところ、
男性の方が痛いと言う人が多いらしく、9割男性とのことでした。

先生「痛いっていう割には痛そうじゃないんだよね。
そこまで痛くないのに、恐怖で大袈裟に痛みを訴えてるだけだと思う。」とのこと(笑)

実際、私は痛くなかったです。

手術中に寝てしまう人もいるそうなので
痛みの感じ方は人それぞれ体質によって違うのかもしれません。

手術内容
局所麻酔と全身麻酔、選択できる病院もあるそうですが
私の病院は問答無用で局所麻酔でした(笑)
手術前に渡される注意書きには
「局部麻酔で痛みに耐えられない人は翌日全身麻酔で手術を行います」
と記載があり、怯えた記憶があります。

腕に点滴→心電図を胸に貼られる→点眼麻酔
→顔面全体を消毒液を含ませたコットンで拭かれる
→よくわからないシールを目の周りに貼られる
→開瞼器でまばたき出来ないようにセッティング→黒い水で目の洗浄

という流れだったと思います。

手術中は目を動かさないように意識しなければ!
と思っていたのですが、黒目の上下の白目部分に糸を通して
動かないようにコントロールされるのでそんな心配は無用でした。

上記で痛くなかったと書きましたが、痛みがゼロだったわけではなく
具体的に言うと、白目を切開して筋肉に麻酔注射をされた時に、
指で眼球をグッと上から押されたような強い眼圧を感じました。

鋭い痛みではなく鈍痛という感じでしたね。
それ以外はとくに痛みは感じなかったです。

手術は1時間ほどで終了しました。
手術後は眼帯を貼って終了です。

私の場合は病院で2泊3日お泊まりだったのですが
手術後は病院のベッドで安静にしていました。

だいたい手術から2時間後に麻酔が切れて痛みだすと聞いていて
その通り痛み出したので、本格的に痛み始める前に痛み止めを飲み
3時間ほど眠りにつきました。

翌日、眼帯を先生に外してもらったのですが
外した瞬間、手術前より複視が酷くなっていて
すごく焦ったのですが、先生からは一時的なもので
数時間経てば一つに見えるようになると言われました。

半信半疑でしたが、
一時間後くらいには景色がしっかり一つに見えるようになっていて
久しぶりの一つに見える世界にすごく感動したことを覚えています。

手術前までは、他の人からしたら大したことでないだろう
外見のコンプレックスが多かったですが
斜視が治ってからは、そんなコンプレックスはどうでもよくなり、
一つに見えることにただただ有難みを感じました。
本当に手術して下さった先生方にも感謝しています。

やはり健康が何よりの宝です。


※※ここから下、グロ注意※※








↓↓↓手術翌日の写真です。写輪眼になってます(笑)

画像1

 ↓↓↓手術から約半年後

画像2

目じり側は未だにうっすらと赤いです。
けれど、そこまで目立たないので、許容範囲。

1度弄ったものを完璧に元に戻すのは無理だと
最初から覚悟していたので、仕方ないという感じです。

皆さん、こうなる前に近距離でスマホを見ないよう習慣付けましょう。

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