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見舞い酒は6月の私から

もともと気管が弱くて、インフルエンザで喉を痛めたのをきっかけに、季節性の咳ぜん息が出てしまった。ウイルスが発症してからもう3週間。まだ私は咳をしている。もうええでしょう!

何せ時期が悪い。治りかけのところに使徒ならぬ大寒波襲来。ビールも驚くくらいに空気がキンっキンに冷えてやがる。ついでに言えば物価も燃料も税金も高くてこちら財布もキンキンだっつーの!

踏んだり蹴ったりな状況に少々やさぐれる気持ちを抑えて、咳を打破するためにいろいろと買ってきた。

何やらYoutubeを流し見していたら、浅田飴が処方薬レベルに喉にいいなんて情報があって、急いでドラッグストアに駆け込んでみたけれど、みんな考えることは同じ。綺麗に売り切れていた。

紹介動画ではアズレンという成分がいいとあったので、同じものが入っているトローチを買ってみる。さらに民間療法の代表選手、しょうが湯を人生で初めて試してみることにした。

しょうが湯は、お湯に溶かすだけでできる個包装のものがスーパーでいろいろと売られていた。今まで目に入ったことがなかったけど、けっこうみんな活用してるのかな。

味の想像もまったくついていない中、早速お湯に溶かして飲んでみると、思った以上に甘い飲み物だった。あれ、なんだろうこれ。私どこかで飲んだことあるような気がする。

梅酒だ!

なんか雰囲気が梅酒に似ている。……てことは?悪い私が顔を出す。梅酒でもよくない?

そういえば、梅ってのど飴でよく使われてるし、ちょうど頃合いの梅酒が家に、あるなぁ。6月ごろに仕込んだ梅酒の瓶をわっせわっせと取り出してみる。琥珀色によく染まっている。

ここまでくると試さずにはいられない。日本酒のように燗にしても良さそうだけど、私の目下の課題は咳完治であるからして、喉の刺激になるアルコールは控えめにした方が良さそうだ。しょうが湯に習ってお湯割りを作ることにした。

カンロ杓子たっぷり2杯。耐熱性のあるグラスに注いで、お湯を流し込む。もわもわと湯気が立って、みるからに体が温まりそうな飲みものができあがった。

さて、お味はというと。

「んん!おいしい〜」

今回の梅は少し日が経っていたし、浸けているうちにシワシワになってしまって仕上がりが心配だったけど、問題なし!

そして、普段飲んでいるビールやハイボールなどのお酒に比べると、すぐに分かるくらい喉に優しい。ほんのりと甘みがあるのもお湯をまろやかにしてくれていて、心地いい。

おそらく咳が出るときにはお酒を飲まないのが1番いいのだろうけど、それでも飲みたいお酒好きとしては、これはいいことを知ってしまった。

こんなものを用意しておくとは、6月の私、でかしたぞ。

数日前に始めた対策の何が功を奏しているかは分からないものの、少しずつ咳の具合は良くなってきた。梅酒も悪い作用はしていないような気がする。自分が作った梅酒で自分を癒すっていうのも、なんだかちょっと嬉しいものだ。

気管が脆弱な私、これからは梅酒と冬を乗り越えます。

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みっき
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