酒飲みを迎える街、大阪
愛知から大阪へ越してきて、賑やかな街を歩いている時にいつも「なんて酒飲みの多いところだろう」と思う。
私の主観での話なので実際のデータはわからないのだが、昼間から飲んでいる人、むしろ朝から飲んでいる人が多い。
愛知で「モーニング」と聞くと、喫茶店のコーヒー代だけ払えばパンと卵がついてくるあれを思い浮かべるのだが、大阪では「モーニング」でお酒が出てくる店があるらしいと聞いた時にはひっくり返った。
そんな発想があったななんて。
実家に住んでいた頃、朝から飲むなどというのは正月くらいのものだし、昼間からでも飲んでいると親から「だらしない」と言われた。私は少しの罪悪感を感じながらひっそりと飲み、一人暮らしをすると気兼ねなく昼から飲めることを喜んだりもした。
それがどうだろう、大阪では昼間から屋台のような店に座ってお酒を楽しむ若い男女、おじさんなどをたくさん見かける。浮かれた観光客といった感じではなく、日常のワンシーン。まるで映画で見るヨーロッパの人々のようだ。
お店も昼から開いている飲み屋は愛知では探さなければいけなかったのに、大阪では少し歩けばどこにするか迷ってしまうほど見つかる。
私の好きな番組「秘密のケンミンショー」ではよく大阪が特集されていて、他の都道府県とは違った独特な文化が紹介されている。
本当にこんなに違うものか、誇張しているだけではないか、と疑い半分で見ていた。
だが、住んでみるとやはり本当であることも多く、「ここは日本ではないのか」と錯覚することも確かにある。
とはいえ酒飲み、昼飲み文化については私にはもってこいの文化だ。なんて私向きの場所。開拓には時間がかかりそうだが、肝臓と体型に気をつけながら少しずつ染まっていこうと思う。
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