店舗のオープン色々と必要
飲食店舗をオープンさせるにはさまざまな準備が必要
飲食店舗をオープンさせる準備作業にはホントにさまざまなものがある。
店舗の内外装であったり、食材の仕入れであったり、広告宣伝であったり・・・こと情報システムが担当する部分だけでも項目はかなり多い。
まずはPOS(レジ)の設置と昨今では客が直接料理を注文するようなタブレット端末(TableTopOrder system)などが必要だ。
次にITに不可欠なインターネット用光回線を敷設し、電話も設置しなければならない。事務所にはパソコンやプリンターを、そして本部とプライベートネットワークを結ぶためのVPNルータも設置される。そして従業員の勤怠管理をするために生体認証式タイムレコーダー、店内を監視するIPカメラなども必要だ。
今の飲食店はiPadが欠かせない。UberEatsなどのデリバリーサービスを受注するにはタブレット端末がいるし、予約受付のためにも複数台必要になり、これらのタブレットを接続するためにWiFiも用意する。
決済に関するものは過渡期で複雑
昔は現金の決済が出来るレジ1台あれば店は運営できたが、今はキャッシュレスの世の中なので、クレジット決済端末にQRコード決済の申し込みも複数しておかなければならない。
あとは、有線放送を設置して、呼び出しチャイム(ベルスター)なんかも必要だったりす。食材発注をするには、今の時代FAXではなく、パソコンからのネット発注が行われるので、その登録も必要だ。
これに、システム以外の部署が行う食材や店舗備品の納入、メニューブックの用意、保健所への申請や従業員のトレーニングなど上げたしたらキリがない作業の末に店はオープンする。
法人だと色々な部署がこれらをシステマチックに進めて行けるが、個人の店舗や、小規模な法人では本当にたいへんな開店準備をこなさなればならない。
飲食店舗はコロナ渦で数を減らし、閉店の話がホントに多かった。コロナが終息に向かってからこそが、飲食店舗にとっては正念場だが、さなざま要素が絡み合って雇用を生み出す店舗のオープンの復活を願わずにはいられない。