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リモートワークとOJT

コロナ後に一挙に加速するであろうものの1つにリモートワークがある。自分の部署でテストケースとして1名リモートワークを行っているのために、これについては色々と考えるため気が付くことが多々あった。例えば今後リモートワークは雇用の中で存在感を増してくることは間違いないが、現実にリモートワークによる雇用を考えると教育の問題がまず気になっている。どこの会社でも新入社員の教育はOJTが行っていることが多いと思うが、これをOJTで教えるべきベテラン社員がリモートワークをしていた場合はどうすればいいのだろうか。1つは管理職や教育担当者が現場で教えることが考えられるが、そんなことが可能ならばそもそもOJTなんかやっていないだろう。2つめはリモートワーカーがPC画面を2つ並べて新人の画面をリモートで共有しつつOJTを行う方法がある。こっちは大きな負荷をリモートワーカーの社員に与えることが予想され、成果の提示を厳しく求められているリモートワーカー社員にとっては業務の合間にできることでは、そもそもないことが露わになるだろう。3つめはOJTの部分をマニュアル化(ビデオマニュアル化)してリモートワーカーがOJTをしなくても新入社員が自主的に学べるようにすることがあるが、よく考えてみるとそんなことができるなら正社員でなくてもよいような思われる。こうなると正社員はマニュアル化できない社員を育成するためになるため、正規社員の採用基準がぐんと上がるような気がするのだが違うだろうか。こうなると正規社員になるということは、自動的にマニュアルを作る側であることを意味することになり、敷居が上がる。一方リモートでマニュアルを渡されて仕事は始める非正規社員の側でもマニュアルのみで業務に入れることが求められるようになるので、今までより敷居が上がる。いずれにせよ、リモートワークとは働く側にスキルが求められる働き方だということなんだと思われる。・・・・う~ん大変だな。

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