人生のドラマ
メジャーリーグで活躍する大谷翔平の特集が放送されていた。ホームラン51本、盗塁51。長いメジャーリーグの歴史の中でも誰も達成したことのない偉業。アメリカ中がその活躍に熱中していた。
毎年同じでは生き残れない。常に進化しなければいけないと何年か前に言っていたなと思い出した。今シーズン活躍したとしても、あるのは恐れだとも言っていた。そう言う割に恐れだけではなく成長出来ることを楽しんでいた。強くて優しい人だ。その人生には凄いドラマがある。
また、以前にテレビで見た、あいみょん特集。うちの妻いわく、あいみょんは家がかなりの貧乏だったそうだ。あいみょんを周りの人が評価する時に言われていたのは、誰に対しても優しいひと。そんなあいみょんは地元で開催されるライブに強い、重い、想いがあった。地元に夢を応援してくれる人はいなかったからだそうだ。それでも頑張ったから今の自分がいる。このライブは夢を否定してきた地元の人たちと対比した自分だけが信じて進んだ道の答え合わせだった。自分だけが諦めず来た道の答え合わせ。優しいひとと言われているものの、その芯は硬く、負けず嫌いな人だった。とても素晴らしいドラマだった。
そこにあるドラマ
そんな凄い2人の人生をドラマだと感じたあとに、ふと、誰しもみんなにそれぞれ素晴らしいドラマがあるのでは?と思った。一般の人のそのドラマは他の人には見られる機会が少なく、見ている人がいたとしてもその人数はかなり少ない。だからなかなか大々的に評価される機会も訪れない。でも確かにそこにはドラマがある。いろんなことを乗り越えてきたから生きているんだ。辛くて泣いたことも沢山ある。嬉しくて笑顔になったことも沢山ある。だからこそ自分のドラマは自分が一番評価してあげるべきだと思う。だって間違いなく心揺さぶられた素晴らしいドラマの数々だったのだから。
もっと素晴らしいドラマに
自分のドラマをもっと良いものにすることはできるだろうか。そうするためにはどうしたらいいのだろうか。私が思うに、まずは今までの自分を、今までの自分の人生を認めてみようと思った。自分の人生を否定して認めなかったら前に進めない気がした。だからまず認めてみようと思う。今まで頑張ってきたから今生きている。いろんな奇跡を繰り返してきたから今生きている。なんて素晴らしいことだろう。自分は凄い!! もちろん、あなたも、すべてのひとは凄い!!
そしてこれからの人生をよりドラマティックに過ごそうと思う。新しい出会い、日々の行動、チャレンジ、人生への向き合い方、失敗した時も、恐らく、ドラマの盛り上がりはこれからやってくる。今はまだドラマの前置きだ。
そしてドラマティックな人生には登場人物が欠かせないと思う。だから積極的にいろんな人に話かけた方が良い気がする。自分のドラマをより華やかに色鮮やかにしてくれるだろう。そして、より行動的に生きよう。それによって人生のドラマは、よりワクワクに溢れるドラマになるだろう。そうやって出来上がるドラマには素晴らしい結末が待っている気がする。だって日々行ったことの先に人生のドラマは広がっていくものだろう。私の大好きな小説家 村上春樹の”1Q84”という小説にはこんな一説がある「物語の中に拳銃が出てくれば、それは発射されなくてはならない」これはチェーホフの銃と言われているドラマ原理から来ているが、これは実際の生活でも的を得た考え方だと思う。その人がよく使う”言葉”、よく行く”場所” ”考え方” ”物” ”よく会う人” そういう事の延長線上に自分の人生は広がっていく。
さて、自分の人生のドラマは今、全体の何割まで進んでいるだろう。そのドラマによく出てくるものは何だったろうか。それはそのドラマをどのような方向に運んでいくだろうか。あなたの人生のドラマはどんな結末を迎えそうだろうか。
最後に
全ての人が奇跡のような素晴らしいドラマを生きている。周りの人の人生も尊重し、周りの人たちへの感謝を忘れず、自分や周りの全ての人に最高の人生を送ってもらいたいと願い、行動することで、自分の人生が素晴らしいドラマとして光輝き、そして完成する気がする。
あたなの人生が最高に幸せな感動的なドラマになることを祈っています。