革靴の揃え方など
さけかすです。
一般的なサラリーマンは、何足ぐらい革靴を持っているのでしょうか。
必要数という点で見ると、「最低3足」だったり「雨天時用も必須」だったり意見は様々です。
高校から勤め先まで被った友人と先日話したところ、「片手で数え切れる数しか持ってない」との回答で、現実的な数字なのかなと思っています。
(営業職の方は、外回りなどで使用頻度も高く、もう少し多めのイメージではありますが)
この記事では、ビジネス用の革靴の揃え方をボク個人の意見として書いていきたいと思います。
何はともあれ
一足目は、黒の内羽根ストレートチップしかないと思う。
理由としては、次の2点が挙げられる。
・冠婚葬祭で必須であること
・どんな場面でも失礼には当たらないこと
結婚式などでは、この辺りのドレスコードが変わってきている印象も正直あるが、ビジネスでも儀式の場でも、この一足は必ず用意しておきたい。
先日参加した結婚式では、友人代表も茶色のローファーを履いていて、なかなかに自由な装いに舌を巻くと同時に、たしかに結婚式は新郎新婦の二人が主役で、ゲストは普段できないドレッシーな格好でお祝いの気持ち(と3万円入れたご祝儀袋)を持っていればそれで充分かもしれない。
とはいえ、葬儀の場でローファーやブーツというわけにはいかないので、内羽根ではなくとも、紐靴で黒の1足は必須だろう。
2足目の選択
次に揃えたいのが、ブラウン系の一足。
理由はいくつかあって、1つ目はコーディネートの幅が広がること。
気に入ったスーツがあっても、それが似合うかはトータルのコーディネート次第だから、同じスーツでも靴を変えるだけで全く印象が変わってくる。
ユニクロに感動パンツという商品があり、ボクはベージュ、グレー、ネイビーを1本ずつ持っている。主にクールビズの時に着用しているのだけど、このベージュのパンツに黒い靴は少し重たい感じがして、その時は写真のようなダークブラウンの外羽根や、もう少し明るめのダブルモンクストラップを履いている。
また、黒よりも茶のほうが、私服などのカジュアルな装いにもどちらかというと合わせやすい。ジーンズに黒の外羽根ストレートチップを合わせてもいいけど、それよりは茶色のほうが馴染みが良い気がする。
手入れ道具も忘れずに
革靴とは難儀なもので、どんなに高級なものでも、全く手入れしないとすぐにみすぼらしくなってしまう。
ぜひ気にしてほしいのは、次の2つ。
・シューツリーを入れること
・ブラッシングをすること
どちらも脱いだタイミングで行ってほしい。
ツリーを入れることで、履きジワや型崩れを防ぐことができる。
また、木製のツリーを入れると、靴の中の吸湿に役立つと言われている。
ブラッシングは、その日の汚れを払うことで、汚れを定着させず、また、ホコリなどにより革の水分・油分が抜けてしまうことを防ぐことができる。
どちらも、百貨店や靴専門店で購入することができる。
ツリーはピンキリだが4,000~5,000円、ブラシは2,000円を見ておけば最初に買うものとしては問題ないだろう。
靴の入念な手入れは、夫婦喧嘩で顔を合わせたくないが手持ち無沙汰な時など、時間に余裕があるときでいい。ただし、夫婦関係には責任を持てない。
もっと革靴を揃えることができる方へ
内羽根と外羽根を揃えたら、あとはもう趣味の領域。
ビジネス用ということで考えれば、ブラックとブラウン以外を選ぶのは非常にリスキーなので、この2色を基本として好きなモデルを買ってもらえば問題ないと思う。
個人的には、ダブルモンクストラップはプライベートでも使い勝手の良い、洒落っ気のある(≒しゃらくさい)デザインだと思っていて、職場が服装に厳しくなければ選んでみても面白い。ただし、ビジネスやドレスに似つかわしいかどうかは意見の分かれるところで、日本の服飾業界の有名人である赤峰幸生さんは、「ダブルで文句(モンク)を言ってほしいのか」などという辛辣な御意見を寄せている(気になる方はyoutubeで検索してほしい)。
冠婚葬祭や仕事以外で履く機会があるのであれば、内羽根ばかりを集めるのはオススメできない。デニムやカジュアルなチノパンなどに内羽根を合わせるとちぐはぐな雰囲気が否めず、汎用性という点でやや劣るだろう。
ただ、内羽根であってもブローグ(穴飾り)の入った靴というのは、ある種懐の広い靴かもしれない。先に紹介したストレートチップほどカッチリはしておらず、それでいて品は残している点で、選択肢に含めるのも良いと思う。
ブローグといっても、クォーターブローグ、セミブローグ、フルブローグなどがあり、それぞれカジュアル度は上がっていくので、実際に見て好みや職場の雰囲気にマッチしたものを選ぶのが良いかと。
ちなみに、ボクは現在、ブローグシューズを所有していない。買う必要性を感じていないのと、手入れが面倒な印象だから。参考画像を載せられずごめんね。
結びの代わりに
プチプラの最先鋒ともいうべきGUから、本革の革靴がリリースされた。いずれも3,990円とのことで、驚きの価格。オンラインストアを見る限り、9月18日現在ではブラックの取扱いのみ。(写真はGUオンラインショップから)
意外、と言っては失礼だけど、ネット上では肯定的な意見も多く見られ、明日にでも別件のついでにお店で見てこようかと思っている。ご関心の向きはぜひ試着してみてほしい。
でも、ボクは買わない。もうシューズボックスの空きがないからだ。