【ライブレポート】SAMURAI APARTMENT 駆け抜ける夏、吹き抜ける風〈君がいる世界には〉(2023/08/05)
七月、三曲のリリース、連続チャートインを果たし、
この夏を最も熱く駆け抜けるアーティストがいる。
SAMURAI APARTMENTである。
和太鼓&トラックメイク KYO
DJ&Rap CLIMB
和製Voice&Bass SHIMO
三人の織りなす音楽は、繊細で力強く、それは時に広大な大陸を思わせ、時に日本の夏の原風景を彷彿とさせる。
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8/5(土)
同日、七夕花火祭りや、石巻川開き祭りなど、各地で賑わいをみせるなか、
SAMURAI APARTMENT(以降サムアパ)はワンマンライブ〈君がいる世界には〉を開催した。
最高気温は35.7℃、ここ数日でも最も暑かったこの日にspaceZero(スペースゼロ)にて、それをさらに超える熱を届けてくれた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
前置き(言い訳)
そんな熱をお届けするため尽力していきたい!……のだが……、
筆者はサムアパのライブもライブハウスに来たのも人生で二回目となる。
(一回目のライブレポート→『サムアパのライブレポート的なやつ。』)
ワンドリンクを失念していたために、spaceZeroの前にある自販機で水を買い、ワンドリンクでも水をオーダーするような男なのである。
そのため、拙い文章になってしまうかもしれない。
しかし、あの箱の熱を文字として綴っていきたい気持があることを知っておいてほしい。
長い言い訳になってしまったが、
読者のみなさんに僕が感じたサムアパの魅力が伝わること祈る。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
照明は暗く、空調の効いたライブハウス、
そのひっそりとした空間にユーロビートのEDM調の曲が流れ始める。
かかとに伝わる重低音のキック音。高鳴る心臓。
熱のこもったSAXが歌いはじめ、早くも刺激的な夏の予感。
入場するメンバー達。
徐々に盛り上がるBGMとともに膨れ上がる熱。
BGMが最高潮に達した瞬間。
Vo.SHIMOの澄んだ声が一閃する。
SUMMER !!(2023.7.27リリース)
夏がはじける!入り乱れる熱と躍動。
紺碧の空と海、白い砂浜、真夏のきらめきが一瞬にして湧き立つ。
冒頭のRapはSHIMOから始まる。初の試みだ。
今年の夏の新曲たちはVo.SHIMOの新境地を見せる。
夏は成長の季節であり、挑戦の季節、それを象徴するかのように
新たな彼女の一面を映し出す。
澄んだ可憐な声の響きから、生み出される色気。
夏が少し彼女を大人にする。
SHIMOのRapからCLIMBへ、その熱気が砂浜を灼く。
すでに熱気は最高潮、抑えきれない高揚をKYOの太鼓が加速させる。
サビはむじゃきな海面のきらめきのように、爽やかな風が吹き抜けた。
きらめきとワクワクとドキドキと、夏の真珠がつめこまれたような楽曲に、観客たちはむじゃきにわがままにタオルをブンブンまわしていた。
無限ノ先へ(2thアルバム『Go ahead』収録/2021年)
SHIMO「みなさんワンマンライブへようこそー!今日は最後までいっしょ楽しんでいきましょー!いくよー!!」
雄叫びのようなSHIMOの声がこだまする。
観客たちがこぶしを上げる。
一瞬にして会場全体が一つになった。
冒険の始まりに、手を差し伸べてくれる光のようなこの曲は、
夏の始まりのようだ。
SHIMO「メンバー紹介します!Drums、Yurinaー!」
「Bass、みずき!」
「Guitar、ずちー!」
「DJ&Rap、CLIMB」
「和太鼓、KYO」
「Vocal、SHIMO」
これはライブでおなじみのメンバー紹介&ちょこっとソロ!!
普段全くライブなどに行く機会がないので、個人的にこのパートがすごく好きです。
Power~希望のうた~(2023.7.20リリース)
夜明けのようなピアノのコードが鳴り、時を刻むようなパーカッション、大地を踏みしめるようなビートがかかとに伝わってくる。
力強い太鼓の響きはまさに、《大地に響く命が刻むこのリズム》のよう。
一歩一歩踏みしめていくリリック。
大陸を吹き抜ける風のような歌声。
サビ入の一瞬の間から、生命の息吹が舞い上がるような力強い演奏には
細胞までが震える。
この曲は、僕らのまだ見ぬ世界の広さ、希望を教えてくれる。
そしてこの夏の挑戦はまだまだ終わらない。
なんと作詞はKYO、Vo.SHIMOがギターを演奏しているのだ。
「Power~希望のうた~」はこの日のライブのハイライトの一つだろう。
リアレンジされたこの楽曲を通して、このユニットに新たな芽が生まれている。
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MC1
KYO「みなさんこんにちは!」
客席「こんにちはー!」
KYO「ワンマンライブ君がいる世界には、
ようこそお越しいただきました!ありがとうございます!!」
客席「Foo!!」「KYOくーん!」
KYO「ちょっと冷房下げてもらっていいですか?みんなはどうですか?」
客席「あつ~い!」
KYO「各地でいろいろイベントがある中、サムアパのライブを選んでくれたみなさん、本当にありがとうございますっ!!!」
「この会場が、花火よりも、どこのイベントよりも盛り上がるように頑張っていくんで、みなさんもどうか盛り上げて頂ければな、と思います!」
KYO「のっけからね、盛り上がる曲をやってきましたが、いろんな曲をやっていきますので、最後まで楽しんでってください!」
フタリシズカ(1thアルバム『ぼくらの未来は。』収録/2019年)
祭り囃子のようなイントロに胸を躍らせていると、途端にしっとりとした風が吹く。
ラスサビ前の《風に揺らめく 水面の奥》のフレーズに重なるように
Vo.SHIMOの歌声に掛けられたラジオボイス的なすこしこもったエフェクトが儚い。
星の煌めく夜、大切な人と重ねた手と手の中に抱かれた想いは、フタリシズカの花言葉だ。
遥蕾麗輝(2019年リリース)
静かな湖面におちる水滴の波紋のようにVo.SHIMOの歌声が響く。
自分の中の輝きが花開いていく、一瞬一瞬の美しさをCLIMBが刻んていく。
大地を象徴するようなKYOの太鼓と、光差すようなずちのギター。
どこがいいとか具体的に言うのがめんどくさくなるくらいには、この曲のリリックが好きなので、読みながらぜひ聞いて欲しい。
もうそれしか言えない。
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ノイズと共に神聖なコーラス。
何かへ挑むような鼓動。
その視線の先に開く大海原。
シンバルが四度鳴る、あの曲だ!!
船を出せ。未来へ!!(2023年リリース)
奮い立つようなSHIMOの歌声は観客たちを大きな船に乗せ、荒波をかきわけ、未来へ。
荒れ狂う波のような豪快なサウンドが箱全体を震わせ、身体の奥底にまで伝わる。
一人一人が烈しく、そして力強い怒濤のサウンド、バンド全体が大きな生き物のように躍動する。その姿は二度と忘れることができない。
きっと、生きる強さがこの曲には刻まれている。
魂にまで深くふかく響く。
僕の後ろから「すごい」と一言が聞こえる。
そう言わざるをえないほどの光景が僕らの目の前に広がっていたのだ。
Our Story(2thアルバム『Go ahead』収録/2021年)
SHIMO「みなさん、ここから手拍子していきましょう!」
軽快なドラムから、ポップで少し懐かしい感じのメロディが流れ始める。
これまでの力強いサウンドから一変して、素朴で温かいサウンドへ。
なんだかとても心がほっとする。じんわりと歌声が心に滲んでくる。
ほんの少し昭和の香りを感じる歌詞が個人的にはすごくよくて、なんか好き、となった。
すごく頬が緩む一曲。
こういった名曲を新たに知ることができるのもライブの醍醐味だ。
MC2
SHIMO「私のMCコーナーに来ちゃいました~」
「早いもので、前半終了?中盤?」
KYO・CLIMB「中盤だね」
SHIMO「どうでしたか??」
観客「最高!」
SHIMO「ここまでで二曲、新曲を披露したんですけど」
「一曲目のSUMMER!!、いかがでしたでしょうか?」
<拍手
SHIMO「初のRapに挑戦しまして、どうですか?CLIMB先生」
CLIMB「お客さんに」
SHIMO「どうでした?」
<拍手
KYO「マジでCLIMB的にさ、レコーディングとかもやったじゃん、どうだった?」
SHIMO「聞きたい」
CLIMB「歌っぽいRapにしたくなくて、本格的なRapをしたいなって思ってたんですけど」
「ディレクションする必要もないくらいに、」
「お~!」拍手
CLIMB「流石だな、って思いましたね」
「fuu~」拍手
SHIMO「ありがとうございます」
KYO「CLIMBも、さなかなか書かないようなリリックだったじゃないの」
SHIMO「そうだね」
CLIMB「ぜひ、歌詞を見てから、もう一回聴いて欲しいです」
SHIMO「もう一曲はPower~希望のうた~」
「アレンジ?リアレンジ、したやつのね」
「アフリカの、ドン、ドン、みたいな」
「わかりますか?」
KYO「(耐えきれず)そうなんですよ、この曲ね」
「初期の頃に作った曲なんですけど、」
「アフリカのウガンダってところに行って書いたんですけど」
「そんとき歌なくてね」
「暗闇から抜け出す希望が欲しいっていう想いを込めて歌ったんですけど」
「なにより、あなたギター弾いてるじゃないですか?」
SHIMO「そう!それも初挑戦でした!」
KYO「ワクワクだったね、一部」
SHIMO「もうワクワク!」
SHIMO「歌詞もね、KYOさんが書いてるんですよ」
KYO「力強い人間が持つパワー、人間が持つ底力みたいなのを感じてもらえたらなと思って書いた歌詞です」
SHIMO「そして、まだやってない曲ありますよね」
「線香花灯です」
「その線香花灯の歌詞を書いてくれた」
「無計画プロジェクトの壮大さんがね、いらっしゃいます」
僕です。
観客「おー!」
SHIMO「すごくいい歌詞、ちょっとね」
KYO「ちょっと、ちょっとね?」
SHIMO「ちょっとドキドキする」
KYO「そうそう、なんかね、今までのサムアパにはない雰囲気でね」
「新しい風を吹かせてもらったね」
SHIMO「その線香花灯を聴いて頂きたいと思います」
線香花灯(2023.7.6リリース)
自分が書いた歌詞を目の前で歌われるというのは、面映ゆくもあり、嬉しくもあり、という感じで、何を書けばいいのかちょっとわからなくなってます。
ここまで、夏がはじけるような曲が続いていましたが、
この曲が始まってから、夏の折返し地点に来たという感じがして、
ちょうど八月になって、日がすこしずつ短くなってきているのと重なって、切ない気持になりました。
Find a way(2thアルバム『Go ahead』収録/2021年)
Find a way=方法を見つける
前向きなタイトルとはうらはら、線香花灯からの余韻から、前回のライブで聞いた時とはまた違った空気が生まれている。
Vo.SHIMOの歌声は通り過ぎていく風のように
CLIMBのRapは真夏のあぜ道のその先を見据えるように
ライブの瞬間にしか奏でられないそのサウンドは
《2度と同じじゃないことが魅力》であり、まさに《今この瞬間はmiracle》なのだ。
ここまで未来や、道の先へ向かう、強い意思や、その一歩を踏みしめることを歌っていたのに対して、
「線香花灯」、「Find a way」は今を見つめる確かなまなざしがそこにある。
【cover】どこまでも~How Far I'll Go~ (加藤ミリヤ 2017年リリース)
きらめきのようなサウンドが鳴りはじめ、静かな海の底へ光が差し込むように、Vo.SHIMOの声が耳を撫でる。
大地、海、空、風、広大な大自然を想起させるこの楽曲。
KYOの太鼓が大地を踏みしめ、SHIMOの声は、果てしない大陸の夜明けのような景色を見せる。
SAMURAI APARTMENTの生みだす世界観によって、再構築され、原曲とはまた違う、新たな光が見えた瞬間だった。
MC
CLIMB「はい、新曲の線香花灯、Find a wayとカバーでどこまでも、お聴きいただきました」
「東北各地でいろんな祭りをやっている中で、今日ここに来てくださったこと、ありがたく思います」
「僕、すごい夏が好きで」
「夏至で日が一番長い時がピークじゃないですか」
「あそこから悲しくなってくるんですけど」
「最近、日が短くなってきたっていうのを毎日感じて」
「切ないな、哀しいなって」
KYO「線香花灯とか噛みしめて、もう」
CLIMB「もう、そういう感じの」
「夏終わっちゃうって、哀しい気持になりながらライブしてたんですけども」
CLIMBの力強いRapからギャップのある柔らかい口ぶりのトークに心が和む。
CLIMB「この夏すごい大事にしてるし、盛り上げたいし、楽しみたいし、それをみなさんと共有して、一緒に楽しんでくれたら、嬉しいです」
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KYO「次のブロックが、なんと、ラストブロックになってしまうんですよ」
「えー」「やだー」
KYO「ありがとう!」
「実は明日もね、ワンマンのアフターパーティ」
「地元の米cafe88というところでやるんですけども」
「そちらもあるということで」
「今日(七夕)花火もあるということで、少し(開演)時間を早めたんですけども」
「なんとも言えない時間帯ですね」
「案外いいのか」
KYO「今日、ほんとバンドのメンバーに支えられてやってきましたが」
「ここで、盛り上がりの曲やらないわけには、いかんじゃん」
「坐ってる場合じゃないじゃん」
「立とうじゃん!みんな!」
「盛り上がってく準備できてますか!」
「いええええええええい」
KYO「あぁ、いいねぇ」
「盛り上がっていけますか!?」
「ええええええええい」
KYO「いけますか?!」
「ええええええええええええい!」
KYO「Fever777!!!!!!!!!!!!!!」
Fever777(1thアルバム『ぼくらの未来は。』収録/2019年)
「サ・ム・ライ!」
観客たちの声が箱に満ちていく。
最高潮を超える最高潮。
ライブならではのコールアンドレスポンス
こうして思いきりライブで声を出せるようになったことが、しみじみと嬉しい。最高のワンシーンだった。
メンバーの一人一人のソロ、熱いコールアンドレスポンス。
この曲はライブで、ぜひ聴いて欲しい。
Merge
CLIMB「みなさんの声をきかせてください」
「この夏、最大の声をください!」
CLIMB「say HO!」
「HOー!」
知らない!曲が来た!とにかくめちゃくちゃ楽しい。
探したんですけど見つかりませんでした。
もしやライブのみでしか聴けないんじゃないか?
ワクワクするイントロから、CLIMBがステージのセンターに出て怒濤のラップ。上がるバイブス。
続いてKYOのソロが全力で夏を駆け抜ける!!
ここまでの盛り上がりを凝縮して、一気に解放される。
KYO「まだまだー!まだまだまだまだー!!!!!!!!!」
ぼくらの未来は。(1thアルバム『ぼくらの未来は。』収録/2019年)
どわーっと感情の波が押し寄せる。
爽やかな風は夏の終わりの予感のようで。
優しく力強い歌声が演奏が、僕らを夏の向こうへと連れて行く。
KYO「今日はみなさんほんとにありがとうございます!!」
「これからもね!一緒に歩んでいきましょう!!」
《ぼくらの未来は》
ひとつになって手を挙げ左右に振る。
夏の別れが素直に哀しいと感じたのはいつぶりだろうか。
そんな気持が浮かんできた。
KYO「ありがとうございました!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ステージが暗くなり、メンバーが退場していく。
パラパラと響く拍手の音は次第に一つになり
アンコール
「アンコール、アンコール!」
すると再び明るくなり、メンバーが入場する。
SHIMO「みなさん、アンコールありがとうございます!」
「この曲を聴いて頂きたいと思います!」
君と描く地図(2020年リリース)
作詞はVo.SHIMO
サビの
《何回も何万回もつまづいたっていいから》
SHIMOのひたむきな強さと包容力が歌詞にも歌声にも表れている。
MC
KYO「始まっちゃえば、あっという間で、」
「ちょっと切なくなっております」
KYO「ほんとにね、何度も何度も、この数年間結構たいへんで、みなさんもそれぞれ大変だったと思うし」
「音楽でいえば、やる側も制限されたり、楽しむ側も、その場面がなくなったり」
「どこに怒りをぶつけていいかもわからず、という状況でしたけど」
「徐々に戻ってきて」
「今年は、アフターコロナと言われてますけど、完全になくなっているわけじゃない」
「そんな中でも、ぼくらは歩みをとめないでやってきたから」
「こうやってワンマン開催できて、みんなと楽しい時間を過ごせたりっていうことで」
「一緒に歩んでくれた仲間、応援してくれてるみなさんに、ほんとに心から感謝しております。ありがとうございます」
KYO「僕ねspaceZeroっていう場所で、ワンマンライブやりたかったんですよね」
「たくさんのイベントでお世話になってますし」
「PAも照明もバッチリだったね」
「ライブ開催できるのも、ほんとにspaceZeroのみなさんのおかげです」
「ありがとうございます」
KYO「何ニコニコしてんの?」
SHIMO「なんか嬉しくなっちゃって」
KYO「こうやってできるの嬉しいんだよね」
SHIMO「うん」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【出演情報】おやこフェス 森の音楽会(2023/08/26 蔵王ZAOくるみの森にて)
「ぼくらサムアパも出演させていただくことになりました!!」
KYO「8月26日この日は特別な日なんですよ」
「僕のね、31歳の誕生日」
「おめでとう!!」
その他のライブスケジュールはこちら
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KYO「アンコールラストのブロックなんですが、二曲やらせて頂きたいと思います」
「みんなの一つになれたらな、と思っております」
「この曲サビをみんなで歌いたいんですよね、よろしくおねがいします」
「それでは!今日は本当にありがとうございました」
Go ahead(2thアルバム『Go ahead』収録/2021年)
シンプルでキャッチーな推進力のあるイントロ。
エンディングのようなしみじみとした空気感を醸しつつ、
歩みを止めない背中が見える。
「Let's go ahead」
観客たちは一つになって声を出す。
SHIMO「ありがとー!」
Vo.SIHMOの想いが箱中に響き渡る。
君がいる世界には(2023年リリース)
KYO「今日は本当にどうもありがとうございました」
「僕たちのいる、素晴らしい日本の風景を想って書いた曲です」
世界をかけ巡るような風が歌い。
サウンドが映し出す景色に想いを馳せる。
ここまでいろいろな気持にトリップしてきたからか、
おちついた旋律に郷愁を覚える。
新しきと古きが渾然一体となり、まさしく
SAMURAI APARTMENTを象徴し、
さらに新たな侘び寂びを生み出している。
SHIMO「ありがとうございましたー!」
「ありがとー!!!!!!!」
会場の熱はいつまでも冷めないまま、幕を下ろした。
夏の三連続リリースを経て、新たな挑戦と成長のその先へ進み続ける、
SAMURAI APARTMENT
彼らの示す光が、このさき世界を切り拓くことだろう。