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何度見たって美しい。

時々目の前に現れる、左ハサミだけが異様に大きいカニは、突然出てきたわけではなく、視界に入ってはいたが見えていなかっただけなのである。



逆にその貧弱すぎる右ハサミはどう使うねんってぐらい左ハサミが異様に大きいカニは、ドン底に落ちて初めて見えるようになるものである。



ハサミはあんなにサイズが違うのに、胴体の部分は何事もないかのように左右対称なカニを、どう捉えるかはあなたの自由である。






そうだ。自由だ。自由なのだ。


人は元来、自由なのである。(カニも)



それを人間社会が制限し、分類している。※冗談です。



これはおかしなことやで、ほんまに。※冗談です。



思い返すこと、十数年前。小学校一年生の時。

思えばその頃は、小6がデカく見えた。とにかくデカく見えた。今見たら全くそんなことはないのに、とにかくデカかった。冗談抜きに、右ハサミから見た左ハサミぐらいデカかった。※冗談です。




そんなことはさておき、その頃は知らなかった。

どれだけ怖い人でも、空港での荷物検査の時は少しドキドキしている、ということを。
入念に自分で確認していたとしても、少しはドキドキしている、ということを。


その頃は知っていた。

今現在、知らないことを。





それは、自由だったから。
人間社会に制限されていなかったから。



その証拠に、その時のノートに書いていた字は、ダイイングメッセージくらい汚い。






意味が分からない?


それなら、あなたの心の中にある湖に思考を沈めてみてください。隣で、左ハサミが異様に大きいカニが、右ハサミを研いでいるでしょう?それによって立つ波が、あなたを導いてくれるはずです。








と、いうことをアンジェラ・アキさんが教えてくれました。(言葉は使わずに)



みなさんも、困った時にはアンジェラ・アキさんに相談してみてください。きっと救われるはず・です。



終・わり



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