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小笠原諸島鳥三昧の旅 #3 ドルフィンウォッチング&プチ?ナイトツアー
<11/6 二見港→父島>
下船した我々を待っているのはホテルからのお迎えの皆様。
しかし私の宿泊先はターミナルの目の前なので自分でてくてく歩いていきます。
歩くこと2分。
「父島ビューホテル」到着。
多分歩いた時間よりターミナルから出口にかけてまごついた時間の方が長いです。(人と車の出入りがすごくてちょっと戸惑いました)
コンドミニアムタイプでホテルというよりマンションの一室に近いです。
キッチンもあるので自炊もできる。時間ないのでしませんでしたが。
小笠原の民宿は風呂トイレ共用が多いらしいですが、こちらは部屋の中かつシャワーとトイレと洗面所がそれぞれ別というナイス仕様。
さて、今日は午後から船からドルフィン(+バード)ウォッチングの予定です。
あまりのんびりもしていられないので3つもあるベッドの一つに荷物を投げ出し、カメラを野鳥仕様からドルフィンウォッチング仕様に替えて出発。
本日お世話になるのは「竹ネイチャーアカデミー」さん。
ショップ兼事務所で受付を済ませ、ついでに同じ会社で経営している「ハートロックカフェ」にてお昼ごはんにします。
ふわふわのバンズにサメカツ、ほどよい塩気のポテト。
味はシンプルなフィッシュバーガーです。
癖は一切なくてとても食べやすいので珍味だと思って頼むと拍子抜けかも?
そしてここでもパッションフルーツジュースを飲みました。うま。
出発時間までに港へ集合し、説明を受けてから船に乗り込みます。
イルカと泳ぎたい人たちはウエットスーツなど一式装着。
私は泳がないのでスマホを防水ケースに入れ、カメラの防水カバーを確認します。
いいお天気だなぁ!
…この時点では。
ひたすら目視でイルカの背びれを探します。
他の船とも連絡を取り合いますがなかなか見つかりません。
あちこちにある岩場にカツオドリが休んでいます。
だんだん雲行きが怪しくなって参りました。
そしてついに大粒の雨、パワーアップする波飛沫!
本当に、作ってよかった防水カバー…
途中でイルカ探しを一時中断し、南島に立ち寄ります。
岸壁にカツオドリたち。
調査用の足環がついている個体。
青い足がよく見えます
ここは観光客も上陸できる無人島なのですが、11月から2月にかけて植生回復期間のため今回は近くで眺めるだけ。
上陸するとカツオドリの雛があちこちにいるそうな。
それでも遠目にふわふわの雛ちゃんを見つけられましたよ!
南島を出るとハートロックに虹がかかっていました。
…まあ虹が出てるってことは今あの辺雨なんでしょうね。トレッキングの皆さんお疲れ様です。
イルカ探しを再開します。
海の色が鮮やか。
アジサシ?
途中でひょっこり現れたアオウミガメ
もしかしたら今日は無理かも…という空気が漂い始めた頃、別の船からイルカ発見の報せが!
急いで向かうと
いました!
野生のミナミハンドウイルカです!
タイミングを見計らい、スイム組の皆さんが泳いで近づきます。
よく見ると赤ちゃんイルカもいます。
こちらの親子は後ほどビジターセンターで個体識別に成功しまして、ママはスポッティーと名付けられた個体でした。赤ちゃんは生後4か月でまだ名無し。
群れには3回アプローチさせてもらいました。
遊んでくれてありがとうね~
撮れ高たっぷりのウォッチングでした。
本日の晩ごはんは丸丈さんにて島寿司&亀刺し、グァバジュース。
島寿司は白身魚の漬けに練りカラシが効いた握り。
今日の魚は分厚いカンパチ。
亀刺しはぜひ食べたかった1品。
小笠原諸島では貴重なタンパク源として昔から亀肉が食べられていて、今でも春に漁が行われるんだとか。(もちろん頭数制限あり)
さっき海で野生のアオウミガメ見たんだけど、まあそれはそれこれはこれ。
見た目と匂いはマグロに似てますが、味や食感は馬刺しに近い。
臭みも少なく美味しいお肉でした。
島のごはん屋さんなら高確率で提供しているのでぜひどうぞ。
夕食後、船で仲良くなった2人とプチナイトツアーに出ることに。
島在住のMさんに車を出してもらい、オオコウモリを探したり夜の戦跡を訪れたりしました。
防空壕にしては立派過ぎるなぁと思ったらちゃんとした軍事施設だった模様。
壁がまっすぐじゃないのは籠城戦時に兵士が身を隠すための段をつけたから。
夜の父島
ひと際明るいのはおがさわら丸
夜景撮影初心者過ぎて設定がわからん…
曇ってて星がほぼ見えなかったのも悔やまれます。
そんなこんなで盛り上がっていたら解散したのが23時。
明日のコンディションは大丈夫か?
#4に続きます