私的学習参考書の作り方
もくじ
1)何を書くか
2)どう書くか
3)どう書くか(裏技)
4)出版社をどう見つけるか
5)企画書はどうしたら通るのか
6)編集者との付き合い方
1)2)は無料公開です。
1)何を書くか
「こういう教材があればなあ」「こういう教材がなくて困っている」の「こういう」を具現化することこそが,新しい学参を書く意義です。「既存の定番を越えたい!」という試みは,多くの場合「劣化コピー」に終わります。高校生・受験生や学校の先生は,ぽっと出のあやしげな新刊よりも定番書を選びます。
2)どう書くか
1行1行,既存の学参や一般書,専門書を参照しながら書くべきです。頭の中にあるものだけを書くとたいてい嘘を書くことになります。嘘や間違い,過度の一般化はたちまち同業者に発見され,AmazonレビューやTwitter等ネット上で公開され,一瞬にして信頼を失います。その本が売れなくなるばかりでなく,次回作以降も「ああ,あのインチキ講師の本か」と見向きもされなくなります。
ここから先は
790字
¥ 3,000
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!