
「復文」という名の王道英語学習法について(ツイートまとめ)
Twitterで王道英語学習法である「復文」について散発的に発信してきた。それらのツイートをここにまとめておく。
★2020年7月17日
今から、劇的に効果がある英語学習法をツイートします。これを見ても実際にやる人は100人にひとりくらいでしょうから、実行すれば国内では圧倒的に優位な立場になれます。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
どの本でも構いませんが、いま手近に薬袋善郎『英語リーディングの秘密』(研究社)があったので、こちらで具体的に説明します。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
「Chapter 1」の最初で
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
Emily fell asleep, holding a doll in her arms.
エミリーは,人形を抱きながら,眠ってしまった。
という例文で述語動詞と準動詞の解説がなされています。この解説を読んで(ふむふむ、なるほど)と理解するだけではいけません。そこで止まるのは並の学習者です。
解説を理解したら英文を隠し、和訳だけが目に入る状態にします。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
エミリーは,人形を抱きながら,眠ってしまった。
この和文を見て、元の英文を思い出して書き出してみましょう。これをすべての例文でやっていきます。普通の学習者はここまでやりません。だからなかなか定着しないのです。
すべての例文を、和訳を見て元の英文を書けるように特訓しましょう。これは江戸時代から伝わる漢文の学習法「復文」を英語学習に応用したものです。適切な1冊を選び、徹底的に復文しましょう。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
なぜこの学習法が効果的かを念のためお話ししておきます。自分で書けた「正しい英語」の意味が理解できないことはまずあり得ないからです。文章を「読めるけど書けない」はあっても「書けるけど読めない」はよほど特殊なケースでしょう。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 17, 2020
★2020年7月19日
復文の教材は例文集以外でも構いません。むしろ例文集以外の学習書、特に英文解釈系の解説中に出てくる短い例文こそが復文の絶好の教材です。今日も復文しよう。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 19, 2020
これはオンラインサロン「田中健一 英語道場」で公開した教材です。この手の教材は読んで納得するだけでは駄目なのです。理解した後に復文(和訳を見て元の英語を書けるようにする訓練)をしてください。そこまでやらないからなかなか成果が出ないのです。https://t.co/EyeSiVOynC pic.twitter.com/Ics6KrYokh
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 19, 2020
私が「復文」と初めて出会ったのは中学の時に通っていた塾です。そこでは学校教科書の予習的な授業が行われていて、その日に進んだ部分について
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) July 19, 2020
読み3回、書写3回、復文3回
これが宿題になっていました。これだけやった後にまた学校の授業を受けるのです。定着率ヤバいですね。
★2014年11月11日
私が今、不遜にも予備校で英語を教える立場にいられるのは、中学の時に通った塾で教えてもらった勉強法のおかげです。その塾では教科書の授業の後で必ずこんな宿題がありました。「読み3、書写3、復文3」というものです。この「復文」の効果が抜群でした。〈つづく〉
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) November 11, 2014
〔承前〕復文とは、英語を復元すること、つまり和訳を見て教科書の英文を思い出して書く勉強でした。これをやると理解していない箇所、覚えていない単語がすぐに露になります。私はパーフェクトに復元できるまでムキになってくりかえしていました。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) November 11, 2014
〔承前〕この復文という勉強法は塾長曰く「オリジナル」とのことでしたが(塾・予備校の先生はこういうことを言いたがる人が多いですね)、先日年齢も出身地も違う数学の先生が「俺も同じことをやってた。復文って呼んでた」と仰っていたので、ある世代より上では流行った方法なのかもしれません。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) November 11, 2014
さあ,復文を始めよう!
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