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週末に近くの島という選択肢
2019年11月、土日で坊勢(ぼうぜ)という島に行きました。
漁師の島
ぼくはこれまで聞いたことがなかったけど、坊勢は兵庫一の漁師の島だという。人口3000人のうち、7割が漁業関係者。
だからとにかく魚が美味かった!
新鮮なサバの刺身がたまらない!噛めば押し返してくる弾力に、新鮮な生命力を感じるほど。
「坊勢の漁師は、技術がすごいんや」と語ってもらった。工夫する風土で、道具も全部自分にあわせて加工する。坊勢島の漁師は、ほかの地域に移るとトップになるんだと言う。
他にない技術があり、実際に漁獲高も大きい。「漁業ならここ」と言えるから、働き手が残る。周りの島より高齢化もかなり遅いという。
旅先で、こうして話を聞くのは楽しい。
島に渡るということ
島では、苗字を使わないらしい。「○○さーん」など、いつも下の名前で呼ぶ。島外に進学や就職して初めて苗字で呼ばれて戸惑ったらしい。理由はというと、苗字が数種類しかないから、区別できないんだって。驚いたし、面白い!と思った。島ならではの、文化のちがい。
道が細く、交通の主役はバイク。車はあまり見ない。だから、街ゆく人の顔が見える。誰が通ったか、見ただけでわかるという。人の息遣いが生きてるな、と思った。
こうして島に泊まりに来ると、ふだんの生活圏から切り離されたように思える。姫路からたった1時間、船に乗っただけなのに。無意識の、「やらないと」から解放されるように感じた。
週末に近くの島。
これまで選択肢になかったけど、またやってみたいと思った。