ヴラホヴィッチが慢性的に悩まされているグロインペイン症候群について
初めまして。9月からの留学の記録用にと思い始めたNoteですが、初投稿はグロインペイン症候群について書きたいと思います。
ここ数日、ヴラホヴィッチとルカクのトレード報道が熱を帯びつつあり、ヴラホヴィッチが慢性的に悩まされているグロインペインに関して微々たる注目が集まっています。そこでふと気になりグロインペインについて調べたところ、グロインペインの痛みに関しての情報が少なく、また書かれていても私の経験したグロインペインとは異なっていたため、実際に長いことこの怪我に悩まされた自分が体験した痛みについて書きたいと思います。
グロインペイン症候群とは
グロインペイン症候群とは鼠蹊部周辺に起こる怪我のことであり、単一でなく様々な原因によって起こる怪我であるため、Groin(股間) Pain(痛み)Syndrome(症候群)と呼ばれています。サッカー選手に多く見られ、ジダン、中田、長谷部なども苦しんだと言われています。医療に関しては全くの無知なのでグロインペインの原因について詳しいことは分かりかねますが、主に、サッカーに多い、ジャンプ、キック、切り返しなどの動作が原因となり、恥骨周辺の筋肉・靭帯・関節などが炎症を起こし痛みの原因となるそうです。
実際に経験したグロインペインの痛み
ここからは自分の実体験をもとにグロインペインの痛みについて話していこうと思います。自分は中学2年の冬に初めてグロインペインを発症し、その後通院を繰り返し1年ほど経って中学卒業時には全く痛みが出なくなりました。しかしながら高校1年の夏に再度発症し、3年生で部活を引退するまでグロインペインに苦しめられました。
自分の場合身体が硬く、主にボールを奪取しようと無理に脚を伸ばす、無理な体制でシュートを打つなどの股関節を無理に大きく開く動作をした際に発症していました。かなり入念なストレッチを行っていても発症し、発症した後は切り返し・ボールを奪いに行くなどの股関節に負荷のかかるプレーは一切できません。また、ただ走ることやインサイドパスなどの基本動作にも痛みが出ます。
痛みについてはただ炎症を起こたような痛みとは異なり、股関節に電気が流れるような痛みが出ます。そのため、痛みを我慢してプレーしようとしても、股関節を動かそうとすると股関節が感電したような感覚になり動きがストップします。
そのためサッカー競技者にとっては最悪とも言える怪我だと思っています。
まとめ
あくまでもこれは自分の症状であって、一流のサッカークラブの治療を受けているヴラホヴィッチとは少なからず異なると思います(悪名高いユヴェントスのメディカルですが)。しかしながら、グロインペインは十分気をつけていても再発症するような慢性的な怪我であり、ヴラホヴィッチも一年以上慢性的に悩まされています。そのため一度発症してしまった時点でキャリアに少なからず影響する怪我だと個人的には考えています。
ルカクとのトレードは論外ですが、€7500-9000万でヴラホヴィッチを売却しようとしていることに関しては、怪我の観点から見ると理解ができます。しかしながら個人的に好きな選手ですし素材は超一流なので、残留してグロインペインを克服してハーランドに肩を並べるストライカーになってくれることを願っています。
拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。