保存料不使用は本当に健康的か?表示に惑わされない知識をつける必要性
こんにちは!
馬場大輔です♪
最近は特に健康について考えることが多く、食品の健康面における安全性などを勉強しています。
専門家ではないので、自分が興味を深めていけたらという観点で自分なりの健康に対して得た知識や意見を記載しています。
子供に安全なものを食べて欲しいという想いもあり最近は食品に含まれている添加物について勉強中です。
今回は「保存料」についてです。
保存料はその名の通り食品の保存性を高めてくれる添加物です。
保存料があることで食品の腐敗等の原因を引き起こす微生物や細菌の繁殖を抑えることができます。
なので食品の安全を守るという観点ではなくてはならない存在です。
ですが、保存料不使用という文字もよく目にします。
なぜ保存料不使用という言葉をよく見るのでしょうか?
理由は大きく以下の2つがあると考えています。
①健康面に害を及ぼすリスクを避けるため
添加物の中には摂取量によっては発がん性や健康に害を及ぼす可能性があるものもあります。
もちろん研究を重ねた上で市場に出ているので摂取量を守れば大丈夫という意見はもちろん正しいと思います。
ただ、そういうものは微量であっても避けたいのが事実です。
保存料には以下のものがあります。
⚫安息香酸、安息香酸ナトリウム
⚫ ε-ポリリジン
⚫しらこたん白抽出物(プロタミン)
⚫ソルビン酸、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム
⚫デヒドロ酢酸ナトリウム
⚫プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム
⚫パラオキシ安息香酸エステル
⚫ツヤプリシン(ヒノキチオール)
その中でも特に疑問視されているのが、
安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)です。
この保存料は微生物の増殖を抑える働きをしてくれます。
よく使用されているのは、清涼飲料水、マーガリン、しょうゆ、キャビアなどです。
この添加物を摂取すると、鼻炎や皮膚のアレルギー症状などを引き起こすことがあります。
またラットを使った実験では、エサに5%の安息香酸Naを含ませて食べさせた結果ケイレンして死亡したという結果も出ているそうです。
またビタミンCと反応して発がん性物質のベンゼンを生成するとも言われています。
これを聞いて食べたいと思う人は少ないのではないでしょうか。
②添加物=悪というイメージを利用した販売戦略
添加物=良くないものというイメージを持っている人は少なくないと思います。
そのイメージを逆手に取って、消費者に購買意識を高める戦略として保存料不使用が使われているケースです。
私も添加物に悪いイメージを持っていたうちの1人で、無添加という言葉と安心という感情がセットになっていることに最近気が付きました。
保存料不使用と書いてあるものと何も記載がないものが並んでいた時に、多少値段が高くても不使用の方を選びたくなります。
子供の離乳食を選ぶとなると無添加というキーワードが絶対というくらいの基準で探していました。
ただ、ここで注意なのが保存料不使用と書いてある食品には、保存料に変わる添加物が入っているケースがあるということです。
代表的なものが「pH調整剤」です。
業界では別名「日持向上剤」と呼ばれており短期間の保存を目的として使用され、保存料と同じ働きをします。
ちなみにpH調整剤は複数の添加物をブレンドしたもので、摂取することへのリスクは様々な見解があります。
またpH調整剤の使用量の上限が定められていないため、メーカーの裁量によるというのが不安要素になっています。
もちろん食品添加物は国の食品衛生法で安全と認められたものが使用されていますが、表示だけを見て決めつけるのは疑問ということです。
最後に
ちなみに指定の添加物は人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への影響がないと推定される1日あたりの摂取量(一日摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake))が定められています。
例えばソルビン酸という保存料は、ADIが25mg/体重(kg)/日と定められています。
60kgの人の場合1500mgとなります。
具体的に使用基準上限のソルビン酸を添加されたハムであれば、1日に750g食べた場合に達します。
1日に750gのハムを食べ続けることは不可能でしょう。
なので食品は厳密に安全性を考慮されているので、よほど多く摂取しない限りは健康面に問題はないと判断されています。
ただ、健康面に悪い影響を及ぼす可能性の高いと言われているものは極力体内には取り入れたくありません。
目先の表示に踊らされるのではなく、しっかりと見極めていきたいものです。
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