役目で、人は変われるという話。
今日は、私が中学生の頃に、通っていた学習塾の先生から聞いた話をご紹介したいと思います。
その先生は北陸の出身で、関西に出てきて大学に通って、塾で英語を教えてくれていました。授業中のどんな流れだったか忘れましたが、合間の雑談でこんな話を聞かせてくれたのです。
地元の村で、ある家族が住んでいた。両親と子供2人におじいちゃんとおばあちゃん。おじいちゃんおばあちゃんは、70手前くらいでした。昔の話なので、70前といえばもう「老人」です。
事実、2人とも腰が曲がってしまって杖をついて歩いていました。周りからは、もう老いてしまってどうなるかわからないと思われるくらいだったそうです。
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そんなある日のこと。
突然、その家族のお父さんとお母さんが交通事故で亡くなってしまったのです。現場は田んぼの中だったそうですが、とても見てはいられない光景が広がっていたらしいです。
そんな風に壮絶な事故があって両親がいなくなってしまったのですが、子供たちはまだ小学校低学年。他に身寄りはない。
さあどうする?
結局、おじいさんおばあさんが、働くしかない。
何かしらの仕事を見つけて、孫たちを養わなければいけない。
そう分かった、その瞬間です。
おじいさんおばあさんは、立ち上がりました。
文字通り「立ち上がった」というのか、まさに働くことを決意した瞬間に、曲がっていた腰が
シャキーン!
と真っ直ぐになり、杖なしで歩けるように!(先生がその通り話していました)
そしてそれから20数年後。
育ててもらった子供(孫)達2人は立派な大人になり・・・そして・・・
杖をついてもうどうなるか分からないと言われていたおじいさんおばあさんは、元気に生きていたそうです。90歳近くになっても、杖なしで、しゃんとして。
中学1年の頃に聞いたこの話が、なぜか今も忘れられません。
なんというか、人は役目があれば、いつでも変われるということでしょうか。
そして、決意一つで、いくらでもパワーが出てくるということかもしれません。
ずっと一人でしまっていたお話でしたが、こうしてnoteに書いてみようと思いました。
あなたも私も、何か前向きな形で新たな役目を見つけて、瞬時にシャキーン!となってみたいですね。
引き続き良い週末をお過ごしください。
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