まず、自分のために生きてみよう。

世の中の流れ的に、クラウドファンディングとか「人の夢を応援しよう」「誰かを助けよう」という流れが増えてきています。

これはとてもいいことだと思います。

ただ反面、最初っからいきなり「世の中の役に立つ」ことを無理に目指さなくてもいい、ということは知っておいた方が良いと思います。

以前に参加していた勉強会で、ひとまわり若い参加者の人が、自分のビジネスのビジョンを語っていました。とてもいいことを言っていました。まさに世の中のために役立ちたい的な。

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けれど、聴きながら同時に違和感を感じてしまったのです。

「なんか、ウソくさいな」

今にして思えば、言葉の上ではいいことを言っているけど、心の奥底で本当にそれを欲していない、本心とオモテにずれがある、ということが伝わってしまっていたのだと思います。人間、言葉以外に黙っていても伝わるということは普通にあるので。

もちろん本心で最初から人のために何かしたいというのであれば素晴らしいことなのですが、自分の本心がそうじゃなかったとしても、それはそれで全然構わないのです。

大切なのは、自分の内側で、本当はどう思っているのかを、見てみること。そしてそれを尊重して生きること。仕事やビジネスということでも、同じです。まずは、自分のために生きようとすることです。

もしそれが多少ゲスいことだったり、あまり人には言えないような欲求だったとしても目をそむけることはありません。本心こそが、原動力になるのです。

ただし１点だけオススメしないのは「怒り」を原動力にすること。

たとえば「アイツを見返してやる」「○○をぶち壊してやる」というような怒りの感情でスタートすると、結構早くにモチベーションが空中分解を起こしてしまいます。

怒り抜きで、あなたの本心を見つめてみてください。夢や目標は他人の借り物でなくて良いのです。

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