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bosyuしたり、されたり。

新しいシステム

数年前、スペインの「時間銀行」について教えて頂き、面白いなぁと思っていました。1時間だけ誰かのために何かをしたら、1時間ぶん誰かに何かをしてもらえるという時間交換システムで、お金のやりとりは発生しません。このシステムが素敵なところは、自分の得意なことを、自分の都合のよい場所と時間で提供することができ、またそれを別の誰かに返してもらえること。

お金に頼らず豊かな社会をつくる「時間銀行」
https://imidas.jp/jijikaitai/f-40-108-14-10-g471

私がディレクションしている葛西スペースはオープンして1年が経ちました。レンタル事業をしながら、母体会社の福祉活動とを両立させる取り組みのなかで得た一番大きな学びと実体験は「誰だって誰かの役に立ちたい」という気持ちをもっていて、それが実現するとお金には代えられない喜びと幸せをえることができるということでした。今の時代にすっごく尊くて貴重なもの。ちょっとしたヘルプをお願いするオタスク制度を作ったり、独自のポイントを作って応援してくれたひとにお礼として配れる「mint」の導入など、日頃から新しいシステムをどんどん作ったり利用するようにしています。

mint https://themint.jp

bosyuとohbo

ふっとTwitterで流れてきたbosyu。太いゴシック体に黄色の背景。すっごく目立つ。ぼしゅー?boshuじゃないの?なんだろう?と思って調べてみると

「SNSを使い誰でも30秒で募集が作れ、応募もカンタン。広がる個の時代の自由な働き方を推進したい!#bosyu で検索➡︎色々な仕事やコミュニティが探せます」

とのことで、bosyuを見てみると「〇〇教えてくれるひと募集」「〇〇を指導します」ふむふむ、なるほど。「良いマッサージ屋さんオススメしてくれるひと募集」 確かに自分で探すの面倒よね。「一緒にランチしてくれるひと募集 」 え、そんなことも募集していいの?そして、朝の早起き界で有名な5時こーじさんからの早起き指導まで!

とりあえず応募。

私、超夜型です。遺伝子解析でも「日本人のうち5%しかいない夜型タイプ」とお墨付き。早起きしたほうが良さそうなことは分かっています。血糖値を測定し早朝に低血糖になっているため起きれないという分析もして改善しました。しかし何故か夜になると目がランランとして眠れないし、朝はやく起きようとすると心臓がバクバクしたりすごく辛いんです。以前5時こーじさんの早起き会に応募したこともありましたが、落選しました。もう私は早起きに愛されてないんだなぁって思いました。が、思い切ってohbo(応募)すると、すぐにこーじさんからのメッセージ。1/18からの早起きチャレンジに参加することになりました。やったー!bosyuのスピード感、すごく良い。

実際にやってみよう〜ohbo編その1

早起き開始までまだ少し日数があったので、なにか試してみたいなとアンテナを広げていると、Twitterで流れてきた「bosyu」中のひとのbosyu

コスメ大好き、というワードが私にはまったく理解できません、眩しいです…。やっぱりメイクはしたい。でもショップや各ブランドの店員さんって絶対自分のところで売りたい商品を押してくるに違いありません。ブランドをまたいだ「これがあなたにベストですよ」ってオススメもしてくれません。中の人さんは本当にコスメ好きそうだし、どこかの店員さんでもないし、500円でお願いできるし、頼んでみようかな、っと軽い気持ちでohboしてみました。

すぐにメッセージがきて、どんなアイテムを選んでほしいか尋ねてくださいました。コスメが苦手な私にも例をあげて分かりやすく聞いてくれました。先にお礼のお支払いをbosyuで済ませ、ツイッターのDMで「普段どんなメイクをしている?肌の色は?服の色は?」といくつかQ&Aのやりとり。SNSベースで動いているので別に連絡先を交換したりしなくても済むのでとってもスムーズ。「明日を目処にご提案しますので、少々お待ち下さい。」といったメッセージもくださり、安心しつつ、ワクワクしました。


実際にやってみよう〜bosyu編

オススメのコスメ情報が届くまでに、bosyuで使った500円をbosyuで得よう。私の得意なこと、好きなことはなんだろう?と考えてbosyuしたのがこちら。

私の性格、結構ネガティブです、否定的で怖がりです。毎日一生懸命心を切り替えて周りのみんなに感謝することで楽しく生きてます。でも基の性質ってなかなか変えにくいものだし、実はネガティブな部分が良い方に働くこともあるのです。夫の著書の誤字脱字探しが楽しかったり、いろんなサービスをみると「もっとこうだったら良いのにな」「この方が良いのでは?」と常に思ってしまい、改善案が湯水の如く湧き出ます。また何故かわかりませんが、アプリやプログラムのバグを出してしまいます。たぶんデバグの神がついてます。

更にこのbosyuが私にとっても楽しいのは、新しいサービスを知るきっかけにもなるのです。さっそく依頼があったので、チェックして欲しい内容とターゲットユーザーを教えていただきました。さらに伸びそうな良い点、改善できそうな点を具体的にいくつかあげ、UIの簡単な提案図も書いてみたりしました。(画像をはろうと思ったけど、内容はかけないので、なんだか分かりませんね....)

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ちなみにこれはサイゼリアでの待ち時間にチェックして、チャリ事故で入院している夫の御見舞中、彼がウトウトしているあいだに送信完了。ちょっとした空き時間にできて、相手の方にもとても喜んでいただけたので、とっても良かったです。募集から支払い、提案まで1日で完了しました。速い!

女性視点のアドバイスは本業みたいなものなので、気になった方、レビューやダメ出しをちょっとして欲しい〜という方はぜひぜひ応募してくださいね。個人でも企業でもOKです。秘密は守ります。

実際にやってみよう〜ohbo編その2

そして、翌日、bosyu中の人さんからのご提案が届きました。これはプレゼン資料でしょうか?!と思ってしまったきっちりとしたデータ。

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面倒くさがりでメイクが薄めの人向けの「簡単だけど効果的に使えるアイテム」を2つ選んでくださいました。リップとしてもチークとしても使えるクリーム。胸を突かれたのは確かに以前そんなアイテムを持っていました、が、蓋が壊れてそのままになっていました。。。確かに便利なやつだ!さらに使い方までも写真入りで教えてくださっています。「ご参考になれば嬉しいです」という謙虚なお言葉をいただきましたが、すっごく嬉しい!これ500円で良かったんでしょうか…涙。

品名だけでなく、色も「1番のレッドか4番のブラウンを」ときっちり指定してくださっているので、全く悩む必要がありません。何かを選ぶのって楽しいときもありますが、すごく時間がかかるのでその道のプロの人に背中を押してもらえるのってとっても嬉しい。「糖尿病の義実家(関西在住)へのオススメ手土産、ちょっと高めのやつ」とか、雑誌や乱立するオウンドメディアでも絶対に特集されないニッチなものもオススメしてくれる人が現れてくれそうです。

bosyuのススメ


bosyuは思いついてから募集をかけるまでが、すっごくスピーディで最高です。一方で、募集をする場合は「応募きちゃったけどよく考えてなかった、面倒!」ってならないように、タスクの期限を決めたり、なるべくメッセージのやり取りが少なく効果的にできるようシステムを考えておくと楽しく使えそうです。対価以上に楽しい体験が待っていると思うので、みなさん是非bosyuしたり、ohboしてみましょう!

ところで、ぼしゅーぼしゅーって言うたびに草野ひとし人形が浮かぶのは私だけ?おばちゃんだから?

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