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社会人野球投資法 ~2024年大納会 社会人野球投資法この1年~

 かなりの割合の方は先週仕事納めを迎えられたことかと思いますが、東京証券取引所は今日12月30日に年内最後の取引、大納会を迎えました。
 本年は日経平均株価・TOPIXともバブル後の最高値を更新し、日経平均株価は7月に4万2000円台の最高値をつけました。
8月には日銀の政策金利引き上げから日経平均株価が急落し、3万円を切りそうな勢いでしたが、その後株価は回復し本日の終値で39,894円まで回復し、年末終値の最高値を更新しました。
記録的な株価上昇となった2023年に続き年間で株価は18%上昇するも浮き沈みは激しく、国内の政局や国外の情勢など見通しは不透明ですが来年以降も好調な企業業績と株価上昇を期待したいところです。
 一方で社会人野球投資法のパフォーマンスはどうだったのか?定量的に評価するため社会人野球銘柄をTOPIXのように指数化して、TOPIXと比較してみました。社会人野球銘柄はWikipediaで企業チームとして記載されているチームのうち、株式を東証プライム市場に上場している企業としました。

 その結果は、2024年前半はTOPIXに対して堅調に推移したものの、都市対抗野球閉幕後の8月からはTOPIXに対してやや劣後する成績となりました。
このまま8月から11月にかけてはTOPIXを下回っていましたが、12月終盤の逆転で年初来騰落率では4%ほどTOPIXを上回りました。
社会人野球投資法ってつまり日本の大型株インデックスファンドでしょ?と思っていた方も、このグラフを見れば社会人野球投資法の優位性が一目瞭然ではないでしょうか。

社会人野球銘柄がTOPIXを上回る結果に

 個別銘柄に目を向けると、今年特に注目を集めた銘柄としては三菱重工が挙げられます。名前を知らない人はいない有名企業ですが、防衛セクターの中核として株価が昨年に引き続き大幅に上昇、2024年だけで株価が2.5倍以上になりました。
株式市場の期待に答え、三菱重工Eastは西関東予選で第1代表を勝ち取り、都市対抗本戦では初優勝を成し遂げました。
昨年までの三菱重工Eastは強力打線が目立っていましたが、今年は強力な投手陣で5試合で失点わずかに5に抑え、従来の強力打線も東芝からの補強選手2名を加えた更に強力な陣容で都市対抗を制しました。

三菱重工Eastが16回目の出場で見事初優勝

 また、我が国の経済の大黒柱たる自動車セクターでは、トヨタ自動車が都市対抗連覇は残念ながら成し遂げられなかったものの、圧倒的な強さで日本選手権優勝に輝きました。増居投手は3勝うち2勝は完封と圧倒的な成績で文句なしのMVPでした。
日本選手権の決勝戦はトヨタ自動車-ホンダの我が国の自動車産業を代表する2社の対決となり、自動車産業の存在感の大きさを示しました。

トヨタ自動車が日本選手権で圧倒的な強さを発揮

 その他のセクターではAIブームに支えられ電子部品も好調でした。TDKは年初来で60%近い上昇幅となりました。
都市対抗予選では投打に課題を残す試合が連続し、2年連続で都市対抗を逃してしまいましたが、8月のJABA長野大会で優勝し日本選手権出場権を獲得、日本選手権では日本新薬を破り実に50年ぶりの勝利を勝ち取りました。
来年は投打に更にパワーアップしぜひとも東北第1代表を勝ち取っていただき、東京ドームで大暴れして欲しいものです。

TDKは50年ぶりの日本選手権での1勝

 来る2025年は日産自動車(横須賀市)の復活もあり、日本の株式市場、社会人野球ともに一層活性化することが期待されます。
 来年がどんな年になるか今から楽しみですね。

それでは皆様よいお年を


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