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アシスタントガイド付きレシピ?

今日目にしたこちらのブログ記事

Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : アシスタントのガイド付きレシピに関する新しい Search Console レポート
https://webmaster-ja.googleblog.com/2020/06/guided-recipes.html

ここに出てくるガイド付きレシピについてちょっと調べた&試してみたのでメモ。

Googleアシスタントはレシピを読み上げてくれる

GoogleアシスタントはAndroidスマホやGoogle Homeなどのスマートスピーカーで使える「OK Google!〇〇して!」って声をかけると反応してくれるアレです。

私の家にもGoogle Home mini(まるっこいフォルムからまんじゅうと呼んでます。)があります。もっぱらキッチンタイマーとして活躍中…。
そのまんじゅうがレシピを聞いたら読み上げてくれるらしい。

冒頭で紹介した記事は、そのレシピ読み上げに対応するためのしくみ(構造化データ)というものがあり、Search Console&リッチリザルト テストツールでそのチェックができるようになったよ、っていう話です。

使い勝手はどんなかんじ?

ひとまず、レシピ読み上げを使ったことがなかったので試してみることに。

以下、中:中谷 Ⓖ:Googleアシスタント と表記します。

中「OK Google! カオマンガイのレシピを教えて」
Ⓖ「クラシルで『炊飯器で 絶品カオマンガイ レシピ・作り方』というレシピが見つかりました。こちらでよろしいですか?」
中「はい。」
Ⓖ「はい、材料か手順どちらから始めますか?」
中「材料。」
Ⓖ「はい、材料は20種類あります。最初の材料は酒おおさじ1です。」

ここまで行くといったん止まります。材料の準備ができたら次を教えてくれるらしい。

中「次!」
Ⓖ「…。(無反応)」

あれ?

中「OK Google!次!!」
Ⓖ「ふたつめの材料はナンプラー(略)」

まじか。いちいち『OK Google!』って呼びかけないと次のステップに進んでくれないのかー。

中「OK Google!作り方。」
Ⓖ「作り方のステップは全部で6つです。ステップは1つずつ読んでいきます。次に進む場合は『次のステップ』と言ってください。ステップ1(略)」

ステップも材料と同じく、次に進む場合OK Google!の呼びかけは必須です。最後まで行くと、

Ⓖ「最後のステップが終わりました。」

じゃあ別のレシピを…
中「OK Google!アイスクリームのレシピ。」
Ⓖ「現在クラシルの『炊飯器で 絶品カオマンガイ レシピ・作り方』の途中です。別のレシピにしますか?」

???

中「OK Google! レシピを終了して。」
Ⓖ「はい、終了します。」

と、明確にレシピガイドを終了させないと他のことができないようです。(言い回しは「OK Google!完成したよ」とかでもレシピを終了できました。)

ちなみに、最初に「レシピこれでいい?」って聞かれたときに別のレシピを選ぼうとすると

Ⓖ「わかりました。別のレシピを選択するにはスマートフォンのGoogle検索でレシピを探し、下のGoogle Homeへ送信のボタンをタップします。」

そんな。冷たい。
ていうかやってみたけど「下」ってどこよ…わからんw

という感じで、レシピを使いこなすには慣れが必要そうです。
と同時に、レシピを提供する側もステップの内容を「聞いてわかりやすくする」工夫が必要かなと思います。

1つのステップが長すぎると一回聞いただけじゃ覚えられないし、かといって省略しすぎるとなにを?どうするの??ってなりそう。(まだ説明が長い方がいいかも。指定のステップを何度も繰り返し読み上げてもらうことはできます。)

どうやってサイトに実装するの?

レシピを掲載するページに構造化データを埋め込みます。構造化データは「JSON-LD」という形式のテキストデータです。HTMLの中に書いておけばOK。

レシピ  |  Google 検索デベロッパー ガイド  |  Google Developers
https://developers.google.com/search/docs/data-types/recipe?hl=ja

Google Home やスマート ディスプレイで Google アシスタントを使用してレシピを案内できるようにするには、recipeIngredient と recipeInstructions を追加する必要があります。

Googleアシスタント対応するには上記が必須。これが設定されていない場合はリッチリザルトには対応していてもGoogkeアシスタントには対応できません。

リッチリザルトとは

Google検索結果でちょっと目立つようになるやつです。
どんなものがあるかは下記の公式の一覧をどうぞ。結構いろいろあって、どんどん増えています。

検索ギャラリーを見る  |  Google 検索デベロッパー ガイド  |  Google Developers
https://developers.google.com/search/docs/guides/search-gallery

仕事でCMSを使う案件だとパンくずの対応をすることが多いです。
レシピも過去実装していた案件があったなぁ…。

注意点としては、構造化データをエラーもなく正しく入れたからと言って必ずしもGoogle検索結果ページでリッチリザルトの形ですぐに表示されるようになるかというとそうでもないというところです。

反映されないなぁ…と実装から半年ぐらい経った忘れたころにアクセスが増えてきていて確認したらリッチリザルトで出るようになっていた、なんてことがあった気がします。…気長に待ちましょう。

構造化データのチェックの仕方

テストツールが用意されているので使いましょう。

構造化データ テストツール
https://search.google.com/structured-data/testing-tool?hl=ja

リッチリザルト用もあるのね。

リッチリザルト テスト - Google Search Console
https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

Google Search Consoleを使用しているサイトの場合、構造化データが入ったページにエラーがあると通知がきます。

Google ウェブマスター向け公式ブログ [JA] : Search Console で構造化データのモニタリングする
https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/06/monitoring-structured-data-with-search-console.html

Googleアシスタント以外には対応している?

気になってちょっと調べてみたけどわかんなかった。

AppleのSiriが対応しているかどうかは明確なソースが見つからなかった&私はiPhoneを持っていないので不明。

Alexaはそもそもが登録したスキル(アプリ)の機能を使うというスタイルなのでレシピ読み上げをしたかったらクックパッドスキルなどを登録することになるのですが、スキル上で構造化データを使ってるかどうかは不明というかスキルごとの仕様による気がします。

photo:https://www.pexels.com/ja-jp/@john-tekeridis-21837


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