夢幻杯×もーちー杯 ミュウ限定大会結果報告
こんにちは。もーちー杯運営をしているターキーと申します。
普段は滋賀県を拠点に主催のもーちー(@iPXqkgeJPg2yW0i)含むチームメンバーと自主大会を開催しています。
もーちー杯Xアカウント
@mo_chiCAP
この記事は、先日2024/3/17に行われたミュウ限定大会の結果報告となります。
実は第3回目となるミュウ限定杯。
東京で活動されている夢幻杯主催で開催された大会で、その第1回、2回大会に参加してどうしても関西でもやりたい!という願望により、
夢幻杯からたらこさんが滋賀県まで来ていただき、ルールはほぼ引き継いだままでの開催が実現致しました
夢幻杯たらこさんXアカウント
@tarako_pokeca
今回は滋賀県での開催となり参加人数こそ多くはありませんでしたが、ミュウミラーに特化した大会で且つ「ACE SPEC」採用可能というデータとして面白いところがあったと思うのでまとめていきます。
・ルール、禁止カード
・デッキ分布
・ACE SPECについて
・フュージョンか雪ミュウか
・採用カード分布
・最後に
・ルール、禁止カード
スイスドロー予選6回戦
決勝トーナメントBO3 3回戦
今回純粋にミュウミラーを楽しむために以下の特別ルールを設けました。(夢幻杯 ミュウ限定大会第2回に基づく)
・禁止カード (デッキに入れる事ができない)
-ピーニャ
-ミカルゲ(特性しっこくのわざわい)
-空の封印石
-かがやくムゲンダイナ
-ミラージュゲート
-クラッシュハンマー
-カゲツ
-基本悪エネルギー
-野党三姉妹
-カビゴン(特性とおせんぼ)
-キラフロルex
-テツノツツミ
-テツノブジンex
-フーパV
-ワザマシン かじばのいっぱつ
・制限カード(デッキに1枚しか入れられない)
-セイボリー
・技宣言できるポケモン
-FUSIONのポケモン (フーパVは禁止カード)
この内容を踏まえてデッキ分布を見ていきましょう。
・デッキ分布
茶番はこのぐらいにして、デッキタイプを見ていきましょう。
今回参加者24名に対して、
フュージョン型 19名
雪ミュウ型 5名
圧倒的にフュージョン型が多い結果となりました。
やはり「後1メロエコ」の強さとミュウデッキの強さを=で印象付けてる方が多かったのかなと思います。
後ほどまとめますが、今回は「ACE SPEC」採用可ということで後1メロエコ×プライムキャッチャーの宇宙ムーブが決め手になった方もいたはずです。
続いて決勝トーナメント出場デッキ分布を見ていきましょう。
決勝トーナメント(8名)進出者デッキは
フュージョン型 5名
雪ミュウ型 3名
雪ミュウ型を選ばれた5名のうち3名が決勝に進出するという結果になりました。
フュージョン型か雪ミュウ型かの議題の前に今回の特別ルール「ACE SPEC」について先にふれておきます。
・ACE SPECについて
ACE SPECの採用分布です。
圧倒的でした。
個人的には予想通りの結果となりました。
正直この2択であることは間違いなくミュウデッキ採用必須枠の「ロストスイーパー」の存在がヒーローマントに向かい風だった印象です。
あとやはりサイドプラン2-2-2で通す試合が多く、ヒーローマントをつけてても無視されてしまう試合が予想されました。
それにしてもプライムキャッチャーがボスの指令になり、テクノバスターを使った際の反動まで解除してくれる役割がデッキとの相性抜群すぎました。
・フュージョン型か雪ミュウ型か
第1回大会、第2回大会ともに優勝はフュージョン型となっています。
そして今回の優勝構築もフュージョン型となりました。
今回優勝されたあっぷるさんの構築がこちら
フュージョン型の強みを生かしながら頂への雪道での妨害も狙える。
ミュウ限定じゃなくても通用しそうな綺麗なレシピとなっております。
おそらく多くの人が、ロストスイーパーや森の封印石を多めに採用し安定に寄せた構築が多かったですが、そこは控えめにして他のカードに採用枠を使ってるのが印象的でした。
続いて準優勝されたのらのこさんのレシピがこちら
雪ミュウ型となっており、フュージョン型に比べて採用枠に余裕があるためフェザーボールやヒスイのヘビーボールで安定感up。
後攻が弱い印象のある雪ミュウ型ですが、どちらかというと逆転型のデッキとなっているため結局序盤の安定感を上げた方が勝利に直結するという考えに至ったのだと思います。
雪道×ナンジャモ×プライムキャッチャー、、、
一度は使ってみたいコンボです。
先程記載した通り、決勝トーナメント進出者の3名は雪ミュウ型となっており、
雪ミュウ型が5名しかいなかったことを踏まえるととんでもない決勝進出率です。
爆発力ではフュージョン型に分がありますが、やはり連戦を強いられると安定の雪ミュウ型に分があるという結果になりました。
フュージョン型はデッキパワーこそ高いもののとんでもない事故が起こることもしばしば、、、。
また、ミラーの戦い方で後1メロエコのケアとして、フュージョン型なら場に非エクポケモンを2体用意すればいきなりサイド2枚取られる可能性は高くありません。
プライムキャッチャー、ポケモンキャッチャー次第になります。
しかし雪ミュウ型なら非エクポケモンが基本オドリドリしかいないので、あなぬけのひもでも後1でサイド2枚取られる可能性があります。
フュージョン型なら後攻も強い、けど雪ミュウ型は後攻が弱いという印象が強いのだと思います。
こういう事例も雪ミュウ型を選ぶ人を減らした要因の一つかと思います。
他にも今回決勝トーナメントがBO3ということでサドンデスに持ち込んだ場合はフュージョン型が強いので選んだ方もいるかと思います。
結局どっちがいいのか。
個人的には、優勝したいならフュージョン型、決勝トーナメントに上がりたいなら雪ミュウ型という結論に至りました。
第4回以降がもしあれば雪ミュウ型の優勝がみてみたいですね。
・採用カード分布
続いて、印象的だった採用カードについて触れていきます。
・ポケモン編
オドリドリ
採用率83.3%
この大会においてはかなり重要な1枚となっています。
オドリドリがいるだけで、ダブルターボエネルギーがついたミュウVMAXのテクノバスターをゲノセクトVやミュウVが耐えることができます。
相手にこだわりベルトやパワータブレットを要求されることが後半じわじわと効いてきます。
また非エクポケモンであることから後攻時に壁としても活躍してくれます。
ホシガリス
採用率8.3%
特性すあなにかくすは手札が詰まってフュージョンシステムで思うようにカードが引けない時の手助けをしてくれます。
フュージョンポケモンではないので、ゲノセクトVで引ける枚数は減ってしまいますが、それ以上の働きがあるという使用者の考えでしょう。
これは一度試してみたい1枚です。
さきほど紹介したオドリドリのじょうねつのしずくで倒れないのも高ポイント。
ストリンダー
採用率4.1%
過去の大会でダイナバリアのラティアスやデオキシス、コオリッポの採用は見られましたが、ここにきてストリンダーの参戦です。激熱すぎます。
「どんな効果だっけ?」と思う方も多いでしょう。
これこそオドリドリがいないとミュウVMAXが簡単に消し飛びます。
ミラーマッチ限定の大会において今後研究し甲斐がある1枚ではないでしょうか。
・グッズ編
ポケモンキャッチャー
採用率37.5%
ボスの指令が使いたい、けどジャッジマンやナンジャモ、カミツレを使いたいという願いをかなえるかもしれない1枚。
サポートは使ったしプライムキャッチャーも使用済み、もう大丈夫だと思ったときに使われると発狂ものです。
唯一使いずらいのは、後ろを呼びたくないのにこのカードがあると空打ちするにはかなりの根性が必要になります。表が出ると後ろを呼ばないといけなくなります。
ポケギア3.0
採用率8.3%
「なるほど」見たときそう思いました。
空打ちできるので、手札に詰まることはありません。
カミツレ、ボスなど必要な時に引ける確率がぐんと上がります。
あと地味に山札を混ぜれるのも優秀です。山札を混ぜるカードがあまり多くないミュウデッキで、ナンジャモで沈んだカードを救うことができます。
・サポート編
セレナ
採用率45.8%
ほぼボスの指令もできるし、手札のいらないカードをトラッシュできる万能サポート。
ミュウ限定大会においては、かなり強力な1枚でしたが実際は採用率も半分以下という結果に。
メロエッタが呼べない欠点がありますが、響く試合もそこまで多くなさそうなので、ボスの指令よりは積極的に採用しても良さそうです。
シマボシ
採用率25%
例えばフュージョンエネルギーがトラッシュに1枚あるのでメロディアスエコー280点は出ないなと油断したところにこの1枚。
他にもパワータブレットやプライムキャッチャーを戻すこともでき、相手の算段を狂わせることができます。
しかし、全てはコイン次第、、、
プレイヤーの好みがはっきりしそうなカードですね。
セイボリー
採用率50%
今回唯一の制限カードです。
すごいつりざおなどのポケモンを戻すカードの採用が珍しいミュウデッキにおいて、これを使われながらバトル場のポケモンが倒されれば壊滅的被害がでます。
過去にはこのカードを警戒してすごいつりざおを採用された方もいました。
さらにプライムキャッチャーの登場でセイボリー+プライムキャッチャーのコンボも非常に強力です。
ツツジ
採用率12.5%
序盤こそ使えない欠点がありますが、使えればナンジャモと並ぶ協力なサポートです。
特に想定されるのが、頂への雪道と組み合わせて使うとき、
ナンジャモなら、フュージョンシステムで手札を増やしてからナンジャモを使わないと先に雪道を貼ってしまうと自分も動けなくなるリスクがあります。
しかしツツジなら自分は6枚手札をキープできるので、先に雪道を貼ってからでも強く使える1枚になっています。
あと大事なのは山札を混ぜること。
大事なカードが手札にたまりがちなミュウデッキにおいては山札に戻してシャッフル後カードを引くより、全てボトムに落とされた方がきつい印象です。
また相手サイド3枚の時使うより2枚の時に使う場面が多く、結局ボス1枚で負けてしまうのも使用者が少ない要因の1つに思えます。
番外編
入れ替え採用カード比率について
ポケモンいれかえ、あなぬけのひも、いれかえカート
果たしてどの組み合わせを採用した場合が多かったのでしょうか。
上位4つを選出しました。
🥇あなぬけのひも2枚:ポケモンいれかえ1枚
33%
🥈あなぬけのひも 2枚のみ
16.6%
🥈あなぬけのひも 3枚のみ
16.6%
🥉あなぬけのひも1枚:ポケモンいれかえ2枚
0.8%
あなぬけのひもが2枚以上入ってる構築が半分以上を占める結果になりました。
やはりあなぬけのひもが強く使える場面が多いのでサイド落ちも考慮した採用枚数になっているだと思います。
これについての正解はまだまだ研究が必要そうです。
・最後に
ざっくりまとめましたが、まだまだ研究し甲斐があるミュウVMAXデッキ。
レギュ落ちしてもなお根強い人気があり、多くのファンがいまだにフュージョンシステムの幻覚をみていると思われます。
もう少し開催時期が遅ければ、新ACE SPECのアンフェアスタンプが採用できた世界線での大会ができたかもしれません。
またテストプレイが十分できず見送りとなったセイジも今後検討したい1枚ではあります。
皆様のミュウデッキへの想いが第4回大会実現に向かう架け橋となるかもしれません。
今後も夢幻杯、もーちー杯をよろしくお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?