(全文無料)現環境のミュウVMAXの立ち位置、立ち回りについて
こんにちは。ターキーと申します。
まずはこのnoteを開いてくださり、ありがとうございます。
全文無料となっております。ミュウVMAXを永く使ってきた方からすると、「なんだそんなことか」という内容かもしれませんが、どうしようもなく暇な時などに読んでいただけると幸いです。
早速ですが、以下の目次に沿って話を進めたいと思います。
フュージョン型とダブルターボ型について
ぶっちゃけ今はどっちがいいの?
各対面で意識すること
ちなみに私の戦績は以下の通りです。
(2022)
シティリーグ S6 フュージョンミュウ
優勝🏅
(2023)
シティリーグ S1 プテラミュウ
ベスト4
シティリーグ S2 フュージョンミュウ
ベスト4
シティリーグ S3 雪道ミュウ
ベスト16
その他80人規模の自主大会、優勝、準優勝、など、、、。
これらのほとんどがミュウVMAXデッキでの戦績です。ミュウVMAXを擦り続けた結果、多くの大会で結果を残せるレベルにはなれました。
そんな私がCL愛知直後、シティリーグも開催中とのことで現環境におけるミュウ VMAXの立ち位置、各対面での立ち回りについて説明して行きたいと思います。
フュージョン型とダブルターボ型について
ぶっちゃけ今はどっちがいいの?
各対面で意識すること
フュージョン型とダブルターボ型について
まずそれぞれのメリット、デメリットからまとめていきましょう。
フュージョン型のメリット
後攻1ターン目から攻撃ができる。
メロディアスエコーにより280点以上の火力が出しやすい。
メロエッタ、デオキシスなどの非エクアタッカーを用意できる。
クレッフィの特性をフュージョンエネルギーをゲノセクトに付けることで回避できる
フュージョン型のデメリット
フュージョンエネルギー、カミツレのきらめきなど多くの種類のカードを採用するため手札が詰まりやすく事故率が上がってしまう
頂きへの雪道の耐性が低い
大きくは、後攻から攻撃ができるため、後攻での劣勢を覆すことができる。特にポケモンVが主流の時代では先にサイドを2枚先行でき、試合を優位に進めることができる。
その反面、採用カードの種類が多く、エネルギーやサポートが手札でかさばり、フュージョンシステムの妨げになる場合がある。
ざっくりとはこんな感じです。
流行りのロストに対してもデオキシスが強く戦え、非エクながらもおとぼけスピットを耐えてサイドを2枚取れる可能性を秘めています。
続きまして、
ダブルターボ型のメリット
多くのデッキに有効なジャッジマン、頂きへの雪道を強く使える。
手札詰まりの原因となるサポート、エネルギーが最低限のため事故が起こりにくい。
ダブルターボ型のデメリット
後攻から攻撃ができない
アタッカーがミュウVMAXしかいないため、3-3のサイドプランが取られやすい
フュージョン型に比べると大きな火力が出しずらい
上記のことを踏まえて次の話題に進みましょう。
ぶっちゃけ今はどっちがいいの?
デッキ分布からすると今はダブルターボ型(雪道ミュウ)の方が流行っていると言えるでしょう。
理由としては、
ルギアVSTARの流行が大きい要因だといえます。
ロストと同様にジャッジマンがとても刺さります。ジャッジマン+頂への雪道をされてアーケオスと2体落としながらルギアVSTARに進化するのは容易ではありません。
他にもロスト軸のデッキにはジャッジマンが強く使え、ミライドンには頂への雪道が刺さり、ジャッジマンを返すのも容易ではないです。
ここまで聞くと、「じゃあダブルターボ型でいいじゃん」となるのですが、環境とは移り変わっていくものです。
最近だとほとんどのデッキにドラピオンVが基本搭載、さらにはクララの採用率も上がっており、ミュウVMAXがドラピオンV2回の攻撃でゲームセットなんてこともよくあることです。
Dレギュレーションのころはレジデッキが流行っていたためミュウVMAXデッキにはほとんどいっていいほど採用されていたカードが採用されなくなってきているためです。
ほとんどの人がレジデッキ対策で入れていたカードが、実はクララやネジキによるドラピオンVを2回通して勝つプランを妨害していたのです。
そしてさらに追い打ちをかけるように流行してるのが、
皆さんご存知、空の封印石です。
これでサイド2-4で取られてゲームが終わったときの虚無感は計り知れません。
おそらく自分が負けたことに気づかない人もいるでしょう。
出始めはロスト軸のデッキ、主にロストバレットと呼ばれるデッキに採用がみられていましたが、近ごろはミライドンデッキのミュウVMAXへの勝率の悪さから、採用がみられるようになってきました。
ペパーでネストボールと空の封印石をサーチされたらもうお察しです。
じゃあ結局ダブルターボかフュージョンどっちなの?と言われると、環境の流行りを見て切り替えて使うしかないということです。
この記事を書いてる現状だとフュージョン型に若干傾いてきているかなと個人的には感じてます。
続きまして、
各対面で意識すること
今回のnoteではダブルターボ型での立ち回りについて説明していきます。
・ロストギラティナ
目指すサイドプランとしては、2-2-2を狙います。
それなりに練度がある人はギラティナを1体ずつ展開はしてくれません。
1体ずつだとボスで呼ばれてアタッカーが尽きてしまうからです。
基本的にギラティナVは2体同時に展開して1体取られても、もう1体の育成をする間にドラピオンVが飛んでくるゲームになります。
そのため、2体目のギラティナVがどこまで育成されているかによってドラピオンVの攻撃を受けた次のターンの動きが変わってきます。
ギラティナがVSTARに進化してエネルギーまで準備ができている、且つロストゾーンに10枚以上カードがたまっているなら、ギラティナVSTARを倒すしか勝ち目はないでしょう。
問題は、ギラティナVが”進化できていない、エネルギーがついていない”場合です。
それでも、バトル場のドラピオンVを倒したくなる気持ちはあります。そんな時に確認するのが、今までのターンで公開されている相手のスタジアムとミラージュゲート、ギラティナVSTARの枚数です。
スタジアムの話からすると、ロストギラティナに採用されるスタジアムで多いのが、頂への雪道、シンオウ神殿、ビーチコートといったとことです。
つまり、意外とギラティナ側に頂への雪道を割るカードの採用が少ないということです。
もしミラージュゲートが1枚も見えていない場合はギラティナVSTARに進化さえされてしまっているとミラージュゲート1枚ひかれた時点で負けてしまいます。
ロストギラティナ側が頂への雪道を割るカードの枚数より多いパターンが存在するということです。
ミラージュゲートを引かれる>頂への雪道を割られる
つまり目の前のドラピオンVを倒すより、後ろのギラティナVSTARを倒して頂への雪道で蓋した方が実は突破されにくかったりするのです。
もちろん、ミラージュゲートがすでに3枚見えてる、エネルギーが多くロストやトラッシュにありミラージュゲートを引かれても、エネルギーリサイクルを挟まないと起動できなさそうなど状況によってはドラピオンVを倒した方がよいパターンもあります。
そのあたりは公開カードの確認と流行してるレシピのチェックが大事になります。あとはツツジなどでどこまで引かれる確率を下げれるかの勝負になります。
結果として引かれて負けてしまったとしても、常にこの考えをもってプレイしていれば必然と拾える試合も増えていくのでコツコツ身に着けていきましょう。
・ルギアVSTAR
基本的に、相手のデッキの特性上、順当に動かれるとかなり分が悪いです。
相手はバンギラスVでミュウVMAXをワンパンしてきますが、こちらはVガードエネルギーがついたポケモンを倒すハードルが高いです。
2体目のバンギラスVが用意された時点でもう負けといってもいいでしょう。
ですが、先ほど少しふれたように以前ほどルギアVSTARデッキに安定感はありません。
雪道+ジャッジマンがかなり強く使えます。相手はアッセンブルスターを宣言できずゲームセットを狙うのが一番手っ取り早いです。
お祈りのようにも見えますが、実際これが一番の対策になります。現環境で流行してるデッキの中ではルギアVSTARデッキに一番勝ちやすいデッキといえるのです。
ですので、後攻1ターン目、先攻2ターン目は森の封印石を使用してでも雪道+ジャッジマンを決めることを意識して立ち回るようにしましょう。
・ミライドンex
後1メロエコを彷彿とさせる、後1フォトンブラスター、ライトニングロンドがなかなかの確率で飛んできます。
基本的にサイドを2枚ずつとれるポケモンを大量に展開してくれるので、順当に上から殴っていけば勝ちやすいデッキタイプではあります。
ですが油断は禁物です。
ミュウVMAXに不利という理由から、ドラピオンVの2枚採用、空の封印石の採用など、以前に比べてめちゃくちゃ対策されつつあります。
ミライドンexというよりはドラピオンVとの闘いです。
エネルギーの採用が多いことや、ハイパーボールのコストが重いなどの理由で意外と手札の回りがよくないので、ジャッジマンが返されにくいです。
あとは頂への雪道さえ突破されなければ、ミュウVMAXがワンパンされることはないので、そこで1ターン攻撃を耐えることができれば勝利がかなり近づくでしょう。
大事なことなのでもう一度いいます。
相手はミライドンやレジエレキではありません。ドラピオンVです。
・ロストバレット
ロストギラティナとの違いは1回の攻撃がそこまで大きくなく、ヤミラミが起動するまでのメインアタッカーはウッウということです。
また当たり前のようにドラピオンVも採用されています。
こちらはサイドを1枚ずつしかとることができないので序盤で一気に3枚サイドを取られる事態は避けたいです。
そのため基本的な立ち回りはサイコジャンプで盤面にミュウVMAXを残さないようにして立ち回ることになります。
理想盤面はミュウV3体とゲノセクトV3体です。
毎ターンサイコジャンプをして、ミュウVを前に出し、おとぼけスピットを受けたら次のターンまたサイコジャンプで逃げるという立ち回りです。
とにかく簡単にサイドを3枚取らせないようにすることが大事です。
またこのデッキにも空の封印石の採用がみられます。
キバナも2枚採用されてることが多いので、ドラピオンV+空の封印石のコンボが決まりやすいです。それを食らったらかなり厳しい状況になります。
まとめると、基本的には不利なデッキタイプではあります。ですが攻撃は基本サイコジャンプ(前のポケモンを倒すことが条件、パワータブレットの管理めっちゃ大事)、ロストデッキなので隙を見てジャッジマンで妨害することを意識すれば拾える試合も増えていくはずです。
・最後に
ミュウVMAXというデッキが登場してから現在まで使い続けてきましたが、本当に面白いデッキです。
いっぱいカード引けてずるい!とよく言われたものです。
以前まではうらこうさくがあったので欲しいカードを確実に持ってくることができましたが、世は絶賛大縦引き時代です。
いかに確率の高い方を選択できるか、勝負するターンの見極めが大事になってきます。
そういう意味でもこのデッキは練習する価値があると思います。
ぜひ面白そうだなと思った方は手に取ってみてください。
ウッウロボは、、、、愛で乗り越えましょう。
今週末にはトリプレットビートが発売され、今まで身を潜めていたレジデッキがおそらく一定数登場するはずです。
ロストシティの採用は忘れないようにしましょう。
デッキレシピについては、私のTwitterを見ていただきてもいいですし、シティの入賞構築を参考にするのもよいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また気が向いたらフュージョン型とか別のデッキのことも書いてみようかな。
それでは、またどこかで。