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孤独と自由と好き嫌い

孤独って
好きですか?
嫌いですか?

こう聞くと孤独は嫌いだと言われる方が多いと思います。
実際私も孤独は嫌いです。
一人ぼっちのイメージがありますから。

一方で孤独が好き。
孤独でも良いという方もいます。
特に小さなお子さんを育てている方がおっしゃいます。

一人の自由な時間は欲しい。
一人で好きに使える時間が欲しい。
この願望です。

でもこれは一人ぼっちのさみしい孤独とは違い、
静かな、ゆっくりできる自由な時間ですよね。
特に小さなお子さんを育てられている方にとっては、
なかなかない、切実な願いです。

しかし、これはあくまで自由に使える時間であって孤独ではないですよね。

ここからはビジネスの話になりますが、
経営する側になると、
自分に賛同してくれる人が多いほど、運営は上手く行きます。
だから味方は多い方がいい。
嫌われていない方がいい。

これは好き嫌いの話だけです。

経営者や会社の役職者は
孤独に耐える力をつけなければならないと言われます。

孤独という視点で見ると
経営判断に基づき、時には独断で決め、
人に嫌われてでも方向性を柔軟に決め推し進めるということで、
批判的な人が増え嫌われることにつながるということになると思います。

この孤独に推進する能力って
非常に重要です。

会社方針に縛られていますので、
完全に自由にではなく、
孤独な状況に身を置き、嫌われ、味方がいなくとも成果を出す能力になります。
(嫌味で嫌われる上司像ではありませんのでお間違え無く)

自分に賛同してもらうために八方美人であれば嫌われませんが、
成果が上がるような賛同ではなく、あくまで嫌われない賛同です。
確かに孤独ではありません。
ただ成果が伴わずに進めていった結果、
ステークスホルダー(株主・経営者・従業員・顧客・取引先のほか、金融機関、行政機関、各種団体など、企業のあらゆる利害関係者)は幸せでしょうか?

長い目で見ると、孤独に打ち勝つ能力をもって推進すれば、
一時は嫌われても憎まれず、成果を得られます。
成果が出れば、会社は発展し、利益分配も可能となりますので、
結果ステークスホルダーは幸せになります。

これは私のビジネスマン時代の話ですが、
私も孤独に耐えなければならないと言われていました。

ビジネスキャリアでマネジメントをしている時、
やはり、経営判断として厳しいことをいう場面は幾度もありました。

その時に考えていたことは、

  • 役職者として言わなければならないことは嫌われてでも言う。

  • 経営判断として、たとえ朝令暮改になったとしても方向修正はする。

  • 結果的にステークスホルダーの幸福のために実行する。

  • 理解を得るための対話は行う。

  • 批判は受け入れる。

でした。

結果的には孤独であったのかはわかりませんが、一人ぼっちになったりはしなかったような気がします。

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