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敬語の理解

新卒で就職すると必ずぶち当たるのが、ビジネスにおける敬語の使い方になります。
一人前と認めてもらうために、必須と言えるものですので出来る限りマスターしてください。

また、最近でも他の企業に勤められている方と接することが多くありますが、使い方を間違って使っていると感じる方も多いと思うことがあります。

円滑なコミュニケーションをとる上で、敬語の理解は大切なスキルとなりますので、きちんと覚えて損はありません。
もちろん敬語を使わない方針の会社もあるのかもしれません。
ただ、他の常識に照らし合わせ使うことがほとんどです。
出来る限り、正しく覚えましょう。

私は3つの全く異なる事業形態の会社で働きましたが、内2社では敬語の研修は行われていました。
かなり厳しく教えられたと思います。
ビジネスにおける敬語は、その研修時に非常に大事だと思いました。
かくいう私もまだまだ私も完璧に使えている訳ではなく、よく確認しています。

一般的なものですが、以下を参考にして下さい。

  • わたし → わたくし

  • わたしたち → わたくしども

  • 相手の企業 →御社

  • 自分の企業 → 弊社

  • 今日 → 本日「ほんじつ」

  • 明日「あした」 → 明日「みょうにち」

  • 後日「あさって」 → 明後日「みょうごにち」

  • 今年 → 本年

  • 去年 → 昨年「さくねん」

  • 一昨年「おととし」 → 一昨年「いっさくねん」

  • この間 → 先日

  • その日 → 当日

  • もうすぐ → まもなく

  • いま → ただいま

  • 前に → 以前

  • あとで → 後ほど

  • すぐに → さっそく

  • 今度 → このたび

  • さっき → 先ほど

  • どこ → どちらに

  • こっち → こちら

  • そっち → そちらに

  • あっち → あちらに

  • どっち → どちらに

  • ちょっと → 少々

  • とても → 大変

  • すごく → 非常に

  • どのくらい → いかほど

などなど
使うことの多いものを記載しました。

また以下も参考になると思います。
〇お疲れ様です。
目上の方に使う労いの言葉です。
「ご苦労さまです」と混同する方がいますが、
これは上司が部下に対して使う言葉なので使わないように。

ご無沙汰しております。
久しぶりに会う方に対して使用する言葉です。

〇承知しました。かしこまりました。
「了解しました」と同じ意味ですが、「了解しました」は敬語ではありません。
特に「了解です」などは使わないようにしましょう。

〇お世話になっております。
社外の取引先やお客様に対して使う言葉です。
「お世話になります」は、今後お世話になる相手に使用します。
「お世話になっております」は継続してお世話になっている相手に使います。

お供させていただます。
上司や先輩に誘われた場合に使用する言葉です。

申し訳ございません。
謝意を表す敬語です。
同じ意味の言葉である「すいません」は敬語ではありません。
必ず「申し訳ございません」と言い換えましょう。

〇おっしゃるとおりです。
相手に同意する場合に使用する言葉です。
「なるほどですね」という言葉と同意ですが、敬語としては「おっしゃるとおりです」が正しい敬語となります。

お掛けください。
相手に声をかける場合に使用する言葉です。
来客対応の多い企業では常用される言葉となります。

いかがいたしますか。
相手の意見を伺うときに使用される言葉です。
接客業などで使用する機会が多いので覚えておきましょう。

〇少々お待ちくださいませ。
電話対応で取次ぎする場合や来客時に使用する言葉です。
「ちょっとお待ちくださいませ」と言わないように注意しましょう。
などなど
最近はSNSなどでショートメッセージを送る場面も多くなりました。
その関係からか、友人知人に送る言葉をそのままビジネスで使用する方も増えてきているのかもしれません。
ただ、受け取った相手が違和感を感じているか否かの判断は正しく行い、
敬語と常語を使い分け、ビジネスや先輩上司にタメ口が出てしまわないように注意して下さいね!

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