お酒の注ぎ方・注がれ方
社会人になると多い酒席。
以前にも酒席での所作については書きました。
今回は所作というよりも知っておいて損のない、
お酒の注ぎ方と注がれ方について書きたいと思います。
(諸説がありますので、覚えないと絶対にダメなものではあません。あくまで知識として記憶の片隅にある程度で良いと思います)
お酒の種類により違ってきます。
~ビール編~
・注ぎ方
ビールのラベルを上向きにし、利き手で瓶を上部から持ち、反対側に手を下部に添える。
手の表面温度で、瓶が温まらないように、反対側の手は支えるために添える程度。
ゆっくりと相手のグラスにビールを注ぎ、泡をコントロールしながら、徐々に勢いを増し、最後はゆっくりと注ぐ。
・注がれ方
グラスを両手で持ち受ける。
初めは相手にグラスを傾け、泡のコントロールを自分でも行う。
真ん中ぐらいまで入ったらグラスを立て、泡をこぼさないようにし、
8割ほど入ったら、少しグラスを上げ終了のタイミングを相手と合わせる。
~ワイン・シャンパン編~
・注ぎ方
ボトルのラベルを上向きにし注ぐ。
ソムリエがやっているような片手は無理にしないように!
落としたら恥ずかしすぎます!
ワインはグラスの3分の1を目途に注ぐ。
並々とは注ぎません。
・注がれ方
ビールと違い、グラスをテーブルに置いたままにしておくのが基本。
手で持って注がれるのはマナー違反になります。
~日本酒編~
・注ぎ方
徳利の胴部分を正面が上になるように利き手でしっかりと持って注ぐ。
・注がれ方
盃(お猪口)は利き手に持った盃の底に反対側の手の指を軽く添えるようにして両手で持つ。
利き手で盃を持ち、盃の底にある高台を反対側の手の中指と薬指で挟むようにして支える持ち方もある。
どちらの持ち方も正解です。
(大きな盃と小さなお猪口では受け方は変わります)
~焼酎編~
・注ぎ方
特にマナーがないので注ぎ方というものはありませんが、継ぎ足しに関しては注意が必要。
特にお湯割りなどは温度が変わるので特に注意してください
また、お湯割りに関しては、「お湯が先、焼酎が後」と作り方にはルールがあります。
混ざり方や香りに影響します。
(ストレートは氷を入れてから焼酎を注ぎ、水割りはストレートの注ぎ方の後に水を足す)
・注がれ方
特にありません。
手に持ってようが、テーブルに置いていようが、相手に渡そうが自由です。
他にも様々な種類のお酒がありますが、代表的なものを書いてみました。
昔言われて私が長年守り続けている注がれ方をご紹介します。
興味がない方は読み飛ばしてください。
昔、誰に言われたのか記憶は定かではありませんが、
若いころに上司であった方に言われたのだと思います。
「お酒を自分で注いではいけない」
「出世しないから」
と言われました。
若い頃でしたので、
特に出世には興味なかったのですが、
私がどうというより、
チームメンバーや会社の発展のために、今でも守り続けています。
もちろん、私が率先して自分以外のお酒は注ぎますし、作っています!
今の時代は”アルハラ”という言葉もありますので注意は必要です。
この話はよく飲みに行くメンバーには伝えていましたので
酒席を共にしたメンバーは記憶にあるかもしれません!