《日記》はぁ、いてててて
本音を話すって、なんてハードルが高いんだろう。
本当の気持ちを話すって、
大人になるとますます難しいことのように思う。
子供の頃は、泣きながら自分の感情を訴えまくっていたなぁ。
あれを買って欲しい。あそこに連れて行ってほしい。
お腹が空いた。
擦りむいた傷が痛い。
大人になってから、かなぁ。
もう14,5くらいの時からそうだった気がするけど。
感情を表に出すのが恥ずかしいことだと思ってたのね。
姉がいるんだけども、彼女は割と感情むき出しで生きているから
反面教師というのか。
彼女と違って、何事も冷静に構える自分が好きだったんだよね。
それがいつしか
自分の中で、我慢することが美徳になっていて。
そこからまた退化して、
世間一般や、母親が良いと思ったものを良いと思うようになって。
自分が本当にやりたいこと、欲しいものが
わからなくなっちゃった時があるの。
ほんと、ここつい最近まで。
それが、我慢づよさと比例するようになってきて
恋愛とか、人間関係とか、全部そうだったんだけど
世の中、私が我慢をしてうまく回るのなら
そっちの方がいいじゃんって
思って生きていた時がある。
要は、自分の優先順位がとても低かった。
相手が満足してくれることの方が、よっぽど大事だったんだよね。
けれど
ある人との出逢いで、
私は自分の心の声が、ちょっとずつ聞こえるようになった。
「なんでもいい」とか、
相手が喜びそうな選択をしようとすると
「あなたは、本当は何がいいの?」
って、もう一度聞いてくれる。
それは、どんな些細なことでも。
今日食べるご飯でも
みたいアニメでも。
その人の心がけのおかげで
最近、少しずつ自分の心の声が聞こえてきた。
家帰ってご飯食べなきゃ
-お腹が空いてないならやめときな。
仕事、辛いけど頑張ろう。
-向いてないこと、無理にやる必要ないんだって。
もっと歌いたい。歌を人生の中心にしたい。
-すればいいじゃん!
こういうことを積み重ねて
自分のことを大切だと思えるようになってきた。
私自身が、私にとってかけがえのない人であるという気持ちが
本当にちょっとずつ湧いてきた。
親が喜ぶと思って就職した会社から転勤を考えているし
自分のやりたいことに素直になって
ボイストレーニングやキックボクシングに通い始めたり。
自分の欲望に、心の声に素直になることを意識している。
そんな中でも、私ってまだまだ未熟だと思うのが
私は、大切な人に本音を話せない。
自分一人で完結する欲求にはかなり素直になってきたけれど
対 人が出てくると、途端に難しい。
人に自分の欲求を伝えたり、本当の気持ちを話そうとすると
無性に涙がこぼれてしまう。
泣いてしまう理由は全くわからず。
悲しいわけではなく、悔しいだけでもなく、
心を奮い立たせているようなイメージ?
自分が放った言葉に、自分が衝撃を受けてるの笑
私、こんなこと思ってたんだ、って言葉にして初めて明確に気づく。
心も成長痛を起こすって、
何かの歌の歌詞にあったよねぇ。
最近成長痛が絶えないや、いててて。
成熟した人間になっている証拠、うんうん。
もっと自分に素直になって、自分を大好きになりたい。
とりあえず、リョクシャカのために北海道へ遠征します。