大晦日でも、元旦でも、変わらないもの。
「よいお年をお迎えください」
という挨拶を繰り返す年の暮れもあっという間に過ぎ去り。
20時過ぎに仕事を終えて、蕎麦をすすりながら紅白やツイッターを眺めていたら、いつの間にか日付が変わっていた私の大晦日。
時計の針が23:59:59から00:00:00に変わると、瞬く間にタイムラインに溢れ出した「明けましておめでとうございます!」のメッセージ。
昔はよく「あけおめメール」を送ったり、Facebookに振り返りや新年の抱負を投稿していたけれど。
今年は世間の流れに心がついていかなくて、タイムラインに賑わうそれをただただ眺めるまま眠りについた。
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まえに『「叶え組」の私の生きる道。』というnoteの中でも書いたように、私は夢や目標を掲げてそこに向けてがむしゃらに頑張る、というより、目の前のことに没頭して取り組むなかで出来ることをちょっとずつ増やしていくタイプだ。
そういうものだから、せんじつ店長に「2018年の目標や抱負は何ですか?」と訊かれたときちょっと困ってしまった。
お客様に伝えるためのものだったので、整体師にまつわる、かつ実現可能性が高くてやりたいものを自分の中に探して「数年前にとったアロマテラピー検定1級の…アロマの学び直しをします!」ということにした。(やりますよ、本当に)
この気持ちに偽りはないのだけれど、なにかひとつコレと言われると決め兼ねてしまう。だって、1年後365日さきに何がどうなってるのかなんて、うまく想像できないもん。
Facebookで友だちのいつもよりアクセルが強く踏まれた“新年の抱負”をみた時には、「素敵だなあ」と思うなかに、ちょびっとばかし「すごいなあ」という羨望の気持ちも入り混じっていた。
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昨日から今日にかけてそんな風に目標や抱負について考えていた私が腹落ちしたのは、こんな言葉たち。
12月は仕事でお客様に喜んでもらえたことや私にとっても嬉しかったことが多く、結果としての数字も、今までの自分からしたらとても良いものだったのだけれど。
あり方がガラッと変わるようなできごとがあったわけではなくて、先輩や店長にアドバイスしてもらったことを繰り返し、“いまここ”に集中して目の前のことをせっせとやっていたら――振り返ってみると、新しい自分になっていた。
そんな先月だったから、サクちゃんさんの言葉は私の心のど真ん中にグサッと刺さった。
日にちの区切りに惑わされることなく、理想の自分に近づくための習慣を積み重ねていきたいと思った。大晦日から元旦になっても、変わらないことはきっとたくさんあるはずだから。
こばかなさんのこの説は、私の中でしっくり度がとても高かった。
叶え組で、キャリア川下り型の、因果より因縁を信じる派の私は「あ、これでいいよね。こういう考え方もあるよね」と思えて純粋に嬉しかったのだ。
今日はnoteを書くのが目標だったので見事に達成できた。
未来の描き方は、全員に共通するたったひとつの正解があるのではなくて、一人ひとりにそれぞれぴったりくるものがあるはず、だけれど。
目の前のことに集中し過ぎて自分の殻にこもってしまうと、このことに気づけなかったり、知っていたはずなのに忘れてしまうことがある。
そういう時はこのnoteを見返して2018年の初心を思い出したいなあ、と思う元旦の夜。べっくやさんのツイートから星新一さんの言葉を孫引きして、締めくくります。
それでは、今年も素敵な宇宙旅行をご一緒しましょう。