マーケティング戦略|ロングテール戦略について
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今回の記事では、マーケティング戦略|ロングテール戦略について書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
売れ行きの悪い製品の積極販売
「売れ行きの悪い製品」を重点的、積極的に販売していった方が、売れ行きの良い少数の製品を売るよりも、トータルの経営成果が向上する場合もあります。数多くある業績が低迷している製品の販売に注力するのがロングテール戦略です。
ロングテール戦略
★ロングテールは、クリス・アンダーソンが『ロングテール「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』(早川書房)で提唱した概念です。
★ご存じの通り、ネットを利用したバーチャルモールでは、無尽蔵ともいえる製品の品揃えを行うことができます。もちろん、多数の品揃えを行えば、売れ行きは品種によって良し悪しが分かれます。
★そこで通常は売れ行きの悪いものをカットしようとするところですが、このような一般の常識に反して、トータルの売上高は売れ行きの悪いもののほうが売れ行きの良いものより高くなることがあります。なぜなら、無尽蔵に製品の品揃えが行えるバーチャルモールでは、リアルの小売店舗と異なり、品揃えのコストがほとんどかからないからです。
★その結果、「ちりも積もれば山となる」式に、トータルの売上高は、売れ行きの良い「限られた製品」よりも、売れ行きの悪い「大多数の製品」のほうが高くなるのです。
★以上の事実から、バーチャルモールの経営者たちは、個々の製品ベースでは売上高が低迷し、ダラダラと尻尾のように連なる「売れ行きの悪い製品」、いわゆる「ロングテール」のマーケティングに注力するのです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。