マーケティング戦略|ワン・トゥー・ワン・マーケティングについて
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今回の記事では、マーケティング戦略|ワン・トゥー・ワン・マーケティングについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
消費者への個別対応
消費者の価値観は多様であり、ニーズやこだわりは千差万別です。消費者個人のニーズの違いに立脚し、それに個人に対応していこうと考え方がワン・トゥー・ワン・マーケティングです。
ワン・トゥー・ワン・マーケティング
★この考え方は1993年にドン・ペパーズとマーサ・ロジャーズによって発表されました。顧客は個別に求めるものが違いますから、それを聞き取り、要求に合うようにカスタマイズして提供するべきだというのが基本発想です。
★これを実行するには、まず顧客個人をきちんとデータベース化し、彼らのニーズやその他の購買情報を正確に把握することが必要となります。
★高度情報化の進展とともに、個人ベースでの顧客のデータを比較的容易に収集・分析する方法が確立してきました。また、インターネットの普及により双方向での対話が容易になりました。このようなインフラの下、企業と顧客の双方が学習関係を持つようになり、お互いのリレーションシップを高められるようになっています。
★企業はリレーションシップの高度化により顧客のマインド・シェアを高めることができ、多額のコストをかけずに顧客を離さない方法を確立しつつあります。企業は集中化マーケティングの時代のようなピンポイントで市場を獲得しようというのではなく、継続的でより確実性の高いマーケティングを実行するようになったのです。
★ただし、前提となるデータベースの構造や顧客の選別、さらにはカスタマイズの具体化に細心の注意が必要となります。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。