マーケティング戦略|フリー価格について
Webマーケティングについては「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
今回の記事では、マーケティング戦略|フリー価格について書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
価格をタダにするビジネスモデル
製品やサービスの価格がタダになるとしたら、消費者にとってこんなにありがたいことはありません。実際にはこんな虫のいい話はないように思いますが、調べてみると無料で提供されているものは以外に数多く存在します。
フリー価格
★クリス・アンダーソンは、著書『フリー(無料)からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)を2009年に著し、無料で製品やサービスを提供する次のような方法論を明らかにしました。
★①直接的内部相互補助 これは、無料の提供物の恩恵を受ける消費者が、他の有料物にお金を支払うことによって、直接的に無料化した部分のコストを回収できるという方法です。例えば、0円の携帯電話を手に入れると、必ず2年以上の通信キャリアの契約が必要になるという場合です。
★②三者間市場 売手および買手にもコストの負担はなく、第三者がフリーの提供物にかかるコストを支払ってくれるというビジネスモデルです。民放のテレビ番組、フリーペーパーなどが代表です。
★③フリーミアム 製品の簡易版をフリーで提供し、上級者やプロ向けのプレミアム版を有料で提供することによって、ビジネスとして成り立たせる方法です。これはネット上に提供されているソフトにみられることがあります。
★④非貨幣市場 これはこの用語の通り、貨幣の介在しない製品やサービスの提供行為です。いわゆるボランティア活動というと一番わかりやすいですが、製品やサービスを提供する人にとって、注目され、尊敬されるという満足感を得ることが目的となります。「寄付行為」もこれに当たります。
最近の事例
ミュージシャンの事例
ミュージシャンは楽曲をYoutubeに公開したり、Youtubeでラジオ対談などをすることで無料でコンテンツ配布しています。
そうすることで、認知度アップを増やすことに成功しています。
さらには、ファンとの交流を積極的に行い、有料ライブやイベントへの集客に成功しています。
SNSのビジネスモデル
ツイッターやインスタグラム、Youtubeはなぜ無料で使えるのでしょうか?
理由は2つあります。
・人を集める
・企業から広告を出してもらう
SNSはサービスを無料で使えるようにします。
そうすることで人が集まりますね。
そこに広告を出したい企業さんが現れるので、結果的に収益が生まれるのです。
これもフリー戦略のビジネスモデルの一つですね。
スマホアプリのビジネスモデル
パズドラやモンストなど、アプリは無料です。
しかし、ゲームの中で有料なコンテンツを販売することで、莫大な利益を出しています。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。