マーケティング戦略|ジェネリック・ブランドについて
Webマーケティングについては「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
今回の記事では、マーケティング戦略|ジェネリック・ブランドについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
商標を表示しない商品
徹底的に低価格が追求される商品の場合、ブランドネーム、ロゴ、マークなど何もつけない小売業のオリジナルの商品が店頭に並ぶことがあります。このような商品をジェネリック・ブランドといいます。
ジェネリック・ブランド
★ジェネリック(generic)とは生物学の分類上、「属」という意味で、包括性、一般性を表しています。ジェネリック・ブランドとは、独自のブランドネーム、ロゴ、マークなどを一切付与することなく極めてシンプルな包装で、しょうゆ、粉石けんなどの普通名詞で販売されるオリジナル商品です。
★この商品形態は、フランスのカルフールが1976年に初めて開発したもので、プライベート・ブランドを低価格方向に向けた究極の姿といえます。ジェネリック・ブランドは別名ノーブランドといわれるように一切の飾りや情緒性がなく、商品品質も大衆向けとなります。
★日本より明瞭な階層社会である欧州や米国では普及している商品ですが、日本ではごく小規模なマーケットを形成しているに過ぎません。厳密ではありませんが、良品計画の「無印良品」がこれに当たるといわれることがあります。
★わが国でこの種の商品がさほど普及しない理由は、徹底的に低価格にこだわり、そのためには品質が損なわれてもいいと考える人が少ないからです。
★流通業者が独自に設定するストア・ブランドは次第に認知を得て、購買層が増えてきていますが、品質や情緒性に欠けるジェネリック・ブランドにはさほど熱い期待が寄せられているとはいえないでしょう。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。