マーケティング戦略|サービス・マーチャンダイザーについて
Webマーケティングについては「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
今回の記事では、マーケティング戦略|サービス・マーチャンダイザーについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
総合的な小売店頭支援
消費者に喜んでもらうため、小売業が行わねばならない業務は多岐にわたります。小売店では行き届かない、商品の仕入れ・販売に関わる総合的な店頭支援を行う卸売業者のことをサービス・マーチャンダイザーといいます。
サービス・マーチャンダイザー
★小売りの店頭管理を行う卸売業者には、従来からラックジョバーといわれる人々がいます。彼らは小売店内の特定の売り場の棚(ラック)に関して仕入れ、陳列、値付け、販売、残品の回収などに責任を持ち、すべて一括で請け負う事業者です。
★1950年代以降、米国ではスーパーが消費者のワンストップ・ショッピング・ニーズを満たすために、食品だけではなく衣料品を含めた総合的な品揃えを行うようになりました。大手のスーパーでは非食品分野の管理にマネジャーを専従で置くことができましたが、とくにローカルの中小スーパーではコスト負担やノウハウ不足がネックとなり非食品分野に専従のマネジャーを置くことができませんでした。そこにビジネスチャンスを見つけたラックジョバーが、上記のような業務を請け負うようになったのです。
★このラックジョバーの進化形態がサービス・マーチャンダイザーです。彼らは情報武装し、非食品分野の幅広い品目を管理しています。そして情報の収集、管理、提供技術の強みを生かし、リテール・サポートという小売業への各種指導や支援に重要な役割を果たしています。今日、顧客となる小売業者は独立型の中小スーパーだけでなく、ドラッグストアやディスカウントストアへとその裾野を広げています。
マーチャンダイジング戦略の成功企業
IKEA
IKEAは、ビジュアルマーチャンダイジングに力を入れて成功しています。
消費者のニーズに答えた商品の展示販売に力を入れ、優れたデザインや機能を兼ね備えたホームファニシング(家庭用品全般)を手頃な値段で販売してたくさんの消費者に購入して貰う事を目標にしています。手頃な価格設定は、大量生産をする事で可能になっています。
ドン・キホーテ
ドン・キホーテは、消費者のニーズがあってもメーカーが作らないため普通のお店では提供する事ができない商品を開発して販売する事で成功しています。
さらに食品部門を強化して幅広い年齢層のたくさんの消費者に来店して貰う事で、たくさんの来店した消費者が来店ついでに非食品も購入して売り上げを伸ばすという事が強い競争力になります。競争優位なMD戦略がドン・キホーテを急成長させています。
ジャパネットたかた
ジャパネットたかたは、テレビ通販でセレクトした商品を紹介してテレビを見ている消費者の購買意欲を刺激して特価で提供する事で成功しています。
商品の良さを徹底的に視聴者に伝えて視聴者の訴求を高めて、商品を販売する際には必ずジャパネットたかたならではの付加価値を盛り込むようにしています。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。