【Half Time Review 2024】「歯がゆい3か月間」/#89 伊藤優汰
Half Time Review 2024第5弾は前期はリーグ戦8試合に出場し、前期最終節ではスタメンの1人として勝利に貢献したセンターバック 伊藤優汰(2年)。1年生の時期からリーグ戦に出場し、今期は2年生ながら副主将の1人として主将と共にチーム牽引し続けている。次々年度の主将としてチームの責任を背負い、副主将としての葛藤を抱えながら都立大の勝利のために戦い続けた彼の想いに迫る。
・自己紹介
初めまして、今年度から副主将を担当しています、東京都立大学体育会サッカー部2年の伊藤優汰です。ポジションはCBでトレードマークは激安スパイクを愛用しているところです。(モナルシーダネオ3のSELECT)
・今シーズンどういう思いで過ごしてきたか
勝ちたかった。それだけです。言うのは簡単だけど試合に出る身になってどれだけ厳しい事なのかを痛感したし、連敗していた時はどうやったらチームが勝てるのか模索しても上手くいかなくて歯がゆい3ヶ月間だった。それでも最後の試合まで諦めないで戦い抜いて勝ち点3を手にできたのはとても嬉しかったし、これで終わらせないようにしなければならないと思った。
・個人の振り返り
前期は自分を大いに成長させてくれた期間になったと感じる。初めて自分の未熟さを痛感したのが第2節の武蔵野戦である。絶対に落としてはいけない試合での引き分け。負けていない試合での先輩の涙は試合にかける気持ちの違いを思い知らされた。もちろんその後の出場時間は激減し、チームは勝ち点を手にする。正直悔しい思いで試合直後の練習に参加してた。主力の怪我もあり久しくスタメンで出場できたのが第7節の工学院戦。0-2の完敗で個人的な課題もたくさん残ったし、スタメンで1番足を引っ張っている感じがした。そこからの3連戦は応援してる人に本当に申し訳ない試合をしたと思っている。そこまでの自分の戦績は6戦4敗2分。疫病神でもついているのではないかと疑うレベルでひどかったし、毎回同じパスミスで悪循環が続いた。責任というリードに繋がれ、プレーでうまく表現できない日々にむしゃくしゃした。
そんなある練習日、1人の部員から「なんか今年のチームって去年に比べて気迫がないよね。」と言われた。最初の感情としては苛立ちがきたが言い返せなかった。笑顔で華麗にスルーしておいたが、悔しかった。だからより強い気持ちで前期最終戦に挑めた。
・現状の結果に対する分析、思い
暫定順位14位と苦しい状況にあるのは色々な要因が考えられるが、その1つとして失点が多いことが挙げられる。毎試合コンスタントに失点していて、大事な局面での失点が多い。得点、失点直後と終了前の5分は何度も守りきれずに勝ち点を取りこぼしているので後期はこんなことがないようにしたい。いや、必ずする。また、前期は自分のプレーに精一杯で周りのことをよく見れていなかった。だから今度は副主将の自覚を持って、後ろから発信し、チームを支えられるようにしたい。
・リーグ戦再開後の抱負
前期の反省を活かし、より多くの勝ち点を獲得できるよう残り7試合も全力を尽くしたいと思います。ピッチに立つ人は恥じないプレーを、応援する人は勇気を持ってメンバーの背中を押し出すためにも、理念の「想いを大切に、感動を和かちあおう」を胸に活動したいと考えています。
最後になりますが、都立大サッカー部を応援してくださるOB、OG、保護者の皆様、その他サッカー部に関わる全ての方々に勝利を届けられるよう日々精進してまいります。都立大サッカー部の応援を引き続きよろしくお願いいたします。
ご精読ありがとうございました。