今になってわかる跡部様の凄さ


跡部景吾は全人類の目標である


いきなり何言うてんのコイツぷぷぷと思われても仕方ない。

今回はテニスの王子様の跡部景吾のすごさを語らせてほしい。


少し過去を話させてもらうと、私の中学生時代はテニプリと共に歩んだと言っても過言ではなかった。

特に好きだったキャラは白石で、まあ理由としては少しあたおかなイケメンだからというそれだけの理由である。

しかも、イケメンなのに派手であろうとしない、部長として、1人のテニスプレーヤーとして基本に忠実であろうとする優しい白石が好きだった。


そんな白石に対し、跡部と言えば「スケスケだぜ!」とか「破滅へのロンド!」とか訳わからんこと言いながら試合するし、いちいち動作が大袈裟だしでどちらかというと苦手なキャラだった。

しかも跡部のファンは、「雌猫」という愛称でまー熱狂的だし、バレンタインチョコと調べてもらえたらわかると思うが、跡部景吾といえば一種の宗教か?というような、そんな感じだったのだ。



「跡部が人気な理由がわからん」とか吹かしながら時は過ぎ、私は21歳になっていた。


当時より熱は冷めたものの、テニプリはゆるく追いかけてたし、時々キャラソンを聴いてはトンチキだなあと1人でニヤニヤしていた。



時が過ぎれば考えも変わるわけで、学生時代は優しくて包容力のある人がタイプだったが、今は自分に自信がある努力家ってカッケェという状態になっていた。




この歳になると、努力を継続すること、結果を出すことの難しさが嫌になる程わかる。


将来を見据えて夢を諦める人を見てきた。

「現実考えな」という言葉もよく聞くようになった。

まだまだチャンスがある年齢かもしれないが、20代に入ったことで当然将来を考えるし、やりたいことはたくさんあるが果たして実現できるかという検討もしなければいけない。

仮に何かを続けたところでそれは身になるのか、結果は出るのかという不安もあるしそもそも自分何したいんだっけ?と完全に迷走期に入っていた。


そんな時に「ああ、あんな曲あったな」とふと思い出し、何となくかけてみた。


それが「俺様の美技に酔いな」である


画像1

※彼は中学生です


「衣装ヅカすぎワロタ」と思いながら歌詞を聴いた途端、私の体に衝撃が走った





ただ...満たされたいだけ


ああそうなんだよ。

自分のやりたいこと突き詰めて満たされたいんだよ。


乾く心叫ぶ もっと激しく


やることは山ほどある。したいことはもっとある。

口から溢れそうなほどの欲望を抑えて心で叫んでいるんだ。



な、なんだこの突き刺さる歌詞は....

跡部景吾(15)恐ろしい....と思いながら曲は進む。




限界だろう?と奴(ひと)は言うけど


俺の辞書にそんな言葉など

ありゃしねぇ!





泣いた。


こんなにも堂々と自分の意思を言える人間って、この世にどれだけいるのだろう。

人のことを「奴」と言えるほど、自分に自信がある人っているのだろうか。


薄い知識で話させてもらうと、跡部景吾は跡部財閥の跡取りで、200人いる氷帝テニス部を1年生の時から部長として引っ張っている人物である。

しかし、最初からエリートだったわけではなく、幼い頃はアメリカの地でテニスの試合でコテンパンにされたり、手塚という圧倒的な天才が同世代にいたり、という経歴があって、負けたくない勝ちたい勝ってやるという執念で実力をものにしたのだ。



相当なプレッシャーだと思う。

手本となる姿勢を見せなきゃ示しがつかない立場

進化しないといけない環境

シビアな勝ち負けの世界


そんなもの跳ね返すくらいの努力を重ねた上での、ああいう言動だったり行動なのだ。


跡部景吾すごすぎる。


私は彼に勇気をもらった。


悩む前に行動しろ。

求めるだけではいけない。

気高くいるためには努力すべし。

自分を貫けば結果が見えてくる。

己で掴み取ったものにこそ真の価値があるのだ、と。


ありがとう跡部景吾。


今後は貴方を目標に何事もチャレンジしようと思う。



とりあえず透けた服を着てスケスケの精神を宿らせます。
















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