見出し画像

Endless SHOCK 2024 大阪公演 感想 一幕

はじめに

ふぉーゆーがいないのは18年ぶりなんてことも言われていた今年の梅芸ショック。蓋を開けてみると、演じる人が変わるだけで、感じ取るものも視覚的情報もこんなに違うんだ!という気づきを得た。これをラストイヤーに知ってしまったなんて、、、、、、、、、、来年は、、、?

キャストが変わって何を感じたかは以下にたくさん書きますが、ファーストインプレッションとしては、みんな身長が大体同じくらいで統一感があった。(高田がちょっと大きいのがまた良い) 。あととにかく高田がエモい。出世すぎる。カテコマジ感動した。
見え方として1番違うのは兄貴分がいなくて、リカ含めみんなが精神的に対等なカンパニーだった(リュウセイ、タツルはちょっと弟)。コシマツはやっぱりベテランふぉーゆーだと思って見るので、現実でも物語でもコウイチと他のカンパニーをつなぐ橋渡し役という印象が強い。いざこざがあってもコシマツに頼ればどうにかしてくれるし、コウイチにもちゃんと説明してくれるよねという信頼感。コウイチと、コシマツと、それ以外、という見方をしてると思う。
一方梅芸カンパニーは、コウイチがいて、ショウタ(本人はめちゃストイック)がみんなを優しくまとめて、タカダは全てのメンバーと等距離な存在で、ハラムロユウマがやんちゃでガチャガチャしながらつるんでタツルとリュウセイに兄貴ヅラしてる感じ(?!)
ちなみにリカは案外やんちゃグループとつるんでそう(妄想)あいつらガキすぎ!って言ってショウタと仲良くしてるのもいいですね(妄想)
この人に頼れば絶対大丈夫!っていう存在がいないので、一幕後半からのコウイチの孤独も際立つし、ショウタショウタでも一人で抱えてるところ多そうだよね〜〜


はじめに②


今回の梅芸SHOCKは一言で表すと、まさに、芝居のSHOCK。
普段どうしてもショータイムに注目しがちだけど、今回はお芝居パートが楽しみでしょうがなかった。芝居パートに各々の感情がこれでもかと詰め込まれていて、情報量が凄まじかった。目も脳も足りん。それぞれの関係性やバックグラウンドを色々想像したくなるSHOCKでもあった。

そして5年ぶりの優馬ライバル。
ユウマの進化がとにかく凄まじかった。前回ライバルデビュー時優馬くんはまだ20代半ばで、屋良くん内くんなどなど光一と年齢が近いライバル役からバトンを受けたのもあり、青さゆえにコウイチに噛み付くも、全然周りが見えてなくてコウイチのど正論にねじ伏せられてしまうというライバル像だったように当時の私は感じていた。
打って変わって今年のユウマは周りがしっかり見えている。俺だ俺だ!となっているわけではなく、年相応のガツガツ感と個性を出していきたい!という意欲が素直に出ている感じ。
ムロやハラなどの同年代のちょっとヤンチャな仲間とつるみながらも頭ひとつ飛び抜けていてコウイチと対等にやっている、そんなバックグラウンドも見えた。
梅芸で初めて思ったことを主にまとめたので、シーン飛ばし飛ばしだしコウイチの感想が全然ない!!!!ごめん!!とりあえず早めに形にするのが大事なので、とにかく思ったことを時系列でまとめていくよ!

Yes my dream〜

「俺のステージはパーフェクト!」ここ、ライバルの第一声なので、ライバルの性格が結構印象づくところだと思っているのですが、ユウマがキャラは濃くないが個性があって人間臭さもあるという「SHOCKのライバルのお手本」出してきて震えた。
5年前は若いライバルというイメージでついつい見てしまっていたユウマが今年は芝居でがっつり見せるタイプのライバルをやってくれることをすでにここで確信した。
これが世にいう成長というやつなのか、、、!
後半から「パーフェクト!」をセリフぽい言い回しではなくちゃんと歌うようになり、こういう歌い方をするライバルが私の記憶だとあんまりいなかったので新鮮だった。ユウマ、ステージ上でスイッチ入れてガツガツしてる感じもするのでここでは譜面通り歌うのが解釈一致でした。

お休みの日

7/27の昼だったかと思うんですが、ピンクのカツラをコウイチが投げたら優馬の顔にジャストフィットして拍手が起こっていた。だいぶ奇跡。
ワンデイあたりもそうですが、アドリブが本当に毎回違うっぽいのも大阪の面白いところでした。みんながパーティー会場に向かうシーンだけでボケ3つくらいあった。ボケ数多めななにわのオフブロードウェイ、、、

私は自力で気付けずどなたかのレポを読んで気付けたのですが、コウイチが大空が美しい〜🎵と歌詞をつけて歌い始めた時のユウマの顔をご覧になりましたでしょうか。
あそこ解釈しきれていない!!!!あの表情自体は即興で歌詞までつけて歌ってる、信じられん、、!という表情だと思ったんだけど、その後笑って戻っていくのは、やっぱりコウイチはすごいなという感情に落ち着いたのだろうか、、?それともコイツには追いつけないな、、の感情まで行ってるのだろうか?皆さんがどう思ったか聞きたいです
どちらにせよ 「お前の凄さは俺が1番わかってる」につながる表情だったように思う。

そして新聞記事が舞い込んでくる。ハラの「俺たちのカンパニー」あいもかわらず誰よりも歌が上手い。三階席にいてもまっすぐ届いてくるハラの歌声。やんちゃそうな見た目に反して透き通った歌声、、ギャップ、、、
梅芸メンバー、全体的にリアクション大きめな印象があって、インペリアルガーデンシアターから誘いが来てると聞いた時の喜びようも半端じゃなかった。「これもコウイチのおかげね!」の言い方もあまりにも自然なのでうんうんそうだね!!って受け止めちゃったよね。
さらにユウマの「これは俺にとって、いや、俺たちにとって〜」も、思わず言ってしまった感じがあった。今までこの言葉をきっかけにコウイチとライバルの溝が生まれていくイメージを持っていたけれど(音楽も止まるし)、ここはまだ小さな予兆みたいなものなのかもしれない。ユウマはコウイチやショウタの反応にイライラを滲ませながらも「一人シェイクスピアでもやってれば」までは冷静で、リカに「コウイチがいなきゃ意味ないでしょ」と言われてキレる。イライラが丁寧に積み上がってから爆発するのでその後の「周りが見えなくなったらおしまいだぞ」が腑に落ちる。新聞の落とし方も叩きつけすぎず、やってらんねえよというため息半分なニュアンスで落としていくのが好きだった〜
リカの無邪気さとユウマのイライラが絶妙すぎて、流れが何一つ段取りっぽくならず、でも感情は手に取るようにわかるという奇跡のバランス。芝居パート、おもろ!!!!

ここから高田がユウマ側に派遣されるわけですが、マツザキがみんなの兄貴でムードメーカーだから潤滑剤としてサポート役を任されたと考えると、タカダとは全然印象が違う。でも、タカダの立ち位置が冒頭にも言ったように「みんなから等距離にいる」なので、ここでタカダが送り出されるのは必然なんですわ タカダはマツザキと同じポジションだけどマツザキの代わりではない。タカダの必然性を感じた。
また妄想話ですが、実年齢だとユウマとタカダって同学年なんですよね。今はそこまでつるんでないけどずっと二人一緒に育てられてきたみたいな背景がさあ!!!あるかもよ!!!!!!!!知らんけど!!!!!!!

オンブロードウェイ

Dancing on Broadwayのハラの顔笑顔すぎて毎回楽しい 僕です!!!!!って表情をしている
そんでmove on見ました?え、この曲ユウマの当て書きだっけ????自分らしさや感情をパフォーマンスで出しつつ大窪さんを呼び込んでしっかり周りを引っ張っていく超エンターテイナーやん お前が1番じゃん
そしてタカダがエモすぎて泣いちゃった 俺たちのタカダさん  ソロパート爆誕して圧倒的昇格感あってアツかった

そしてmove onに連帯感や楽しさを感じれば感じるほど私たちは気づいてしまうんです、"solitary"に、、、、、、、、、
これは友達と話していたのですが、ソリタリーって光一担的には超ありがてえが、「個性」のパフォーマンスではないんですね。きっちり抜け目なくかっこよくというパフォーマンス。
(そう考えるとコウイチが型の部分を担ってユウマが個性を担うの、めちゃくちゃバランスいいじゃん、ケンカすんなやまじで、、、)

バックステージ

こんなに感じることが多い幕間初めてなんですが、、、
まずタカダの「なあコウイチちょっとどうにかしてくれよ」のほとほと困ってる感じ。ユウマとタカダはあくまで対等な二人なのでユウマがヒートアップすると諌めるのはなかなか難しくて苦労してるのがよくわかる。タカダがユウマに声を荒げて諌めようとしたり、必死に止めようとしたり、怒られたスタッフさんのフォローしてる様子が健気すぎた。ユウマに体当たりで向き合っているんだ

そしてこのシーンのハラの表情がすごく好きだった。「じゃあいうけどさ、誰のせいでこうなったと思う?」(何回見てもセリフ覚えられないからニュアンスです許して)
のセリフ後のハラの顔を見ていただきたいのですが、「あーあ言っちゃったよ」的な顔してません?個人的解釈ですが、ユウマ、ハラ、ムロあたりで割とコウイチに対して思うことあることは共有してたのかもしれないと想像しました。
そして「もういい、ユウマお前はもうステージに立つな!」の後のハラのお顔も見ていただきたいのですが、コウイチがキレちゃったことに結構引いてる顔してません?
SHOCKってコウイチの狂気や孤立を感じられた方が面白く見れる作品だと思っているので、この幕間シーンでコウイチがしっかりと「ヤベェ人」にとして扱われてたのが超良かった。ユウマの話し方やハラの表情はじめ、演技でがっつりコウイチが浮いて見えてきてたのかが面白かった。タカダのコウイチ落ち着こうよ、、の不安そうな感じも好き。何があってもユウマの側にいろって俺に言っといて何てこと言うのよアナタ、、、って私も一緒に思っちゃった

そしてブザーが鳴る。
ショウタが、大好きなカンパニーがめちゃくちゃになっちゃった、、でもしっかりしなきゃ、、、とみんなに準備を呼びかけるのが切なすぎる(8/17昼のニュアンス特にきた)
そして「ハラ、刀の確認しとけ」に対するハラの「わかってるよ」超イライラしてる、、こわいよ〜 何でこんな時に喧嘩すんだよお前らとか思ってそう〜そしてこのイライラが後の後悔に綺麗に回収されてた〜〜
そんで最後のユウマの「ショーマストゴーオン、かよ、、、」の「かよ、、、」に切り捨てられたやるせなさを感じた。

ジャパネスク

ユウマは体もでっかくなり、猛々しい殺陣でコウイチ陣営と対峙してて大変見応えのある殺陣でした。これをぎっくり腰でやった日があったんか??すごすぎる
早くも階段上の話をしますが、
刀をスッポ抜かした直後のユウマが慌てた顔をするのが、演技なのか本心なのかどっちなの〜!?!?これもみんながどう見てるか知りたい。
ユウマは刀をスッポ抜かすか否かジャパネスク中迷ってたんじゃないかという意見を聞き、なるほど〜!と思った。もしそうだとしたら、刀手放したからもう戻れない!という顔なのか、、、ここはもう少し考えたい。
そしてその後真剣を抜くシーン。コウイチが、ハラお前!と言って、ハラが訳わかってないのを見てユウマの方を振り向く、その時ユウマは勝ち確の顔をしている。ここの流れ、鮮やか〜〜!混乱と苛立ちのはざまにいるハラの反応が異常事態をより際立たせてた。お芝居シーン、いつだってハラが大事、、、
続けろよ!と煽られた後のユウマの腰引け怯え顔への変化、ハラの混乱がヒートアップしていき、コウイチが狂い切って気がついたらゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
階段落ちってやっぱりいつも怖いので、落ちるぞ!!!!!!!と気合を入れて見るけど、今回は毎回混沌の中で気がついたら落ちてることが多かった。
そしてタカダ渾身の「コウイチぃ!!!!!」タカダ、突発的に出すでかい声にめちゃくちゃインパクトがある

あといつも思うけどジャパネスクの本来の最後(階段上でコウイチが刀掲げるとこ)でめちゃくちゃ拍手したくなる  まあ階段落ちちゃうからできないんだけど、、、

ちなみに梅芸三階席は場所によっては階段上の顔が見えません。というか顔だけ見えません。首から下は見えます。心眼を信じろ

つづく!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?