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北斎の絵を見て、呟き。

先日、すみだ北斎美術館に行ってきました。
私は大河ドラマを見てない人間なので決して『べらぼう』に影響されてとかではなく、友人が前に北斎の良さを語ってたのを思い出したので散歩がてら…のノリだったんですが、世間的には影響された方が多いのか、思ったより盛況な感じでした。ゆっくりじっくり見たい方は平日に行くのがいいかもです。
で、私は美術に対する審美眼も知識も持ち合わせていなく、さほど興味もなかったんですが、たまには自分の得意分野以外の情報を得るという事も大切だなと思いました。というのは、

鳥肌が立ったんです。

感性に響きました。
絵を見て鳥肌が立つなんてことは憶えてる限り無かったんですが。
北斎の作品を時系列順に見ていき、最後、彼の集大成を飾る作品を目にして、ブワッと。
私の拙い語彙力ではこの感覚を言い表せない。ただ、直感しました。
北斎は“到達した”んだと。
生涯、富士山を描き続けた北斎。やはりラストも富士山なんだな、と思う一方で、ダイナミックな波の描写が目を惹くあの作品や、堂々たる赤富士を描いたあの作品のような、現実の風景を元にしたものとは少し違う。何と言いましょうか、夢で見た景色とか、精神世界の富士山。そんな印象を受けました。龍が飛翔していますしね。色彩がほぼ白と黒なのも、そんな感じがします。富士山から龍が昇っていくなんて、すごい縁起物っぽいですよね。天界の景色なんじゃないかとさえ思います。だからこそ、これを描いて生涯を終えたことに、遂に極めた、というインパクトを受けました。

以上、何の知識も解説も読まずに吐き出しました。その解釈はおかしい!という意見があると思いますが、これは私個人の感想なので、フーンぐらいに流してやってください。
最後に、ちょっと写真を載せて終わります。

すごい外観だ…
これは撮影OKなやつ
美術館前の公園にて
さすが両国。りそなが和風
北斎ギャラリー
少し街歩き
看板建築見るとつい撮っちゃう
突然の芥川龍之介
勝海舟生誕の地なんですね
座るだけで勝海舟になれる椅子、いいですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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