【埼玉の日→翔んで埼玉2公開初日まで連続投稿チャレンジ】埼玉の観光スポット10選🎎その⑨岩槻🎎
チャレンジ9日目の今日は岩槻です!
かつては城下町として、また江戸期には日光御成街道の宿場町として栄えた岩槻は、人形の原料となる桐の産地でもあり、江戸に近いなどの様々な要因から雛人形の名産地として発展しました。現在では大宮に出やすい落ち着いた町ですが、歴史を感じさせる建物や城址公園、15年弱しか走らなかった鉄道の廃線跡など、意外と見どころのある町なのです。
実は埼玉、日本人形の一大生産地なんですね。ここでは人形の製作工程や、いろいろな種類の日本人形を見て伝統に触れることができます。入場料は大人300円とお手頃価格なので、気軽に入ってみても良いかと思います。
博物館のすぐ近くにコミュニティセンターがあるのですが、カフェが併設されているのでお昼ごはんを食べるのも良いですよ♪
さて、博物館から駅と反対方向へ歩いていると、こんなものが現れます↓
この看板から道路を渡った先、幼稚園の横にも看板があります↓
実は戦前、ここには「武州鉄道」という私鉄が走っていました。岩槻初の鉄道で、蓮田から東川口辺りまで伸びていましたが、経済的な理由と東武野田線の延伸によってわずか15年足らずで廃止になってしまいました。今となってはほとんど遺構が残っておらず、この看板の示す場所が数少ない廃線跡となっています。
後ほど紹介する郷土資料館に、武州鉄道についての展示があります。入館無料ですし、気になった方は是非ご覧になってみてはいかがでしょう🤗
さて、駅方面へ戻りつつ駅には行かずそのまま県道2号を進むと、郷土資料館へ辿り着きます。
さてさて。駅東口のロータリーにはこんなものが立ってます↓
同じ埼玉県民でもサッカー好きじゃないと知らない方が多いのですが、実は埼玉にも地下鉄が走ってます。埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)といって、東京メトロ南北線と直通してほぼ一体となっている路線です。この埼スタ線には実は延伸計画があり、現在終点の浦和美園から岩槻、果ては蓮田を目指す野望があるんですね。
おっと、勘の良い方はお気付きですね?この延伸計画、武州鉄道の路線図と被りませんか?戦前に廃止となって何十年もの月日が流れた後、何の因果か同じような場所に再び鉄路が拓かれようとしているのです。そんなドラマチックな計画があるという事が、駅前のこの看板で語られてるんですね。ただ、長いこと計画が進む気配はないらしいですが…😅
ちなみに、岩槻駅と東岩槻駅のちょうど中間辺りになってしまうのですが、久伊豆神社にも雛人形がたくさん飾られています。こちらは博物館と違って撮影OK📷なので、写真に残したい方は是非訪れてみてください♪
今回もレトロな街歩きを紹介しつつ、廃線跡にもフォーカスしてみました。廃線跡を歩くというのも、わずかに残った痕跡から往時の線路を想像する発掘的な楽しみがあって面白いですよ。武州鉄道をはじめ、廃線跡を辿った記録についても今後記事にまとめてみたいと思います。
では、このチャレンジもついに明日でラストです。次回もお楽しみに!