つまるところ、緊急事態宣言とは。
新型コロナウイルスの感染者数が増加し続け、首都圏や関西圏、中京圏でも緊急事態宣言の再発令となっています。
私は専門家でも評論家でも政治家でもないのですが、一般市民として感じることを記録として残させてください。あくまでも個人の意見なので参考にしないでください。かなり批判的な内容も含まれます。
まず、今回の緊急事態宣言は前回に比べ要請事項がとても少ないです。例えば娯楽施設や日用品以外を販売する店舗の営業は時短要請はあるものの休業要請ではなかったり、学校は休校にならなかったりして、日常生活に影響がないような内容です。
学校を休校にしないことはとてもいい判断だと思いました(もちろん働いている先生たちの負担はありますが…)。ただ、子供たちの学びの機会を奪うことなく、感染拡大を阻止するのであればもっと大人が自粛をしなければいけないのではないかと思います。それなのに娯楽施設も感染拡大の根源とされる飲み会の場を提供する店舗も休業することなく(休業できずに)営業を続けている今の状況、疑問が残ります。
「感染拡大を防止するために自粛しましょう」という呼びかけにまず一般市民が応えるのは旅行や娯楽をやめること。それによって観光業界などは大打撃を受ける。けれど一般市民は既に自粛疲れとなっていて、結果的に近場の外出は全くなくならず、近所のショッピングセンターは大混雑。そしてそれを煽るように「観光地は閑散としています。」「渋谷の人混みは減らない。」といった報道。いったいどうしろというのか。
一般市民にも色々な考えの人がいるのも事実。外出は控えるべきと考える人がいる一方で、自分一人の行動で何かかあるものがあるわけではないと考えて、普段通りの生活を送る人がいる。これはまぁ百歩譲ったとして、「遠出の旅行はやめた方がいいけど、近場で遊ばない?」と友人に言われたときは、こういう考えの人がいるから感染者は減らないんだなと思いました。
観光地や娯楽施設で働き生計を立てている人がいて、彼らのためにも自粛せずに経済を回したいという気持ちがある一方、国として、自治体として自粛を要請してくるこの狭間に立たされている感覚、みなさんも感じているのではないでしょうか。自分の気持ちをどうやって奮い立たせて日々を過ごしているのか教えていただきたいものです。