Vizつくろう系イベントにおけるペルソナ設定のすゝめ~東北Tableauユーザー会を例に
はじめに
こんにちは。Tomitaです。
今日も今日とてTableauユーザーのみなさんは積極的なコミュニティ活動を行われていることと存じます。
そんなコミュニティ活動の中でも、一番盛り上がると言っても過言ではないコンテンツといえば「Vizつくろう系イベント」ではないでしょうか?
しかしその反面、イベント幹事にとっては、当日の限られた時間の中でどうやって参加者の人たちに良いVizを作ってもらうか苦心されることも多いのではないかと思います。
かくいう私も、DATA Saber認定制度(DATA Saber - Journey of Expanding Data Intelligence)に挑戦中の身として、初めてユーザー会の企画・運営に携わり、まさに上記のような経験をしました。
結果としてユーザー会は盛会に終わり、参加いただいた方からも好評の声をいただいたのですが、そこで大きなポイントとなったのが「ペルソナ」でした。
そこでこの記事では、そのイベントでの成功体験をもとに、「ペルソナ設定のすゝめ」について記載します。
ぜひ今後、各地域のユーザー会などでもこの手法を取り入れていただき、みなさんのコミュニティ活動のヒントになればうれしいです。
東北Tableauユーザー会~仙台市オープンデータでグループワーク!~
さて、イベント概要は以下のとおりです。
ご覧いただくとお気づきの方もいるかもしれませんが、実はこちらのイベント、地方イベント(しかも東北の真冬時期)にも関わらずゲスト陣がめちゃくちゃ豪華メンバー勢ぞろいでした。
まず「#オープンデータスゴイ」を推進しているVIZZIESから以下のメンバー
Yusuke Nakanishi(@YusukeNakanish3)さん
Yuta Sakai(さかぴー)(@unbosoms)さん
Yasushi Ishikawa(@Issy1972)さん
nolito.nakamura(のりぴー)(@tab_no5)さん
Shunta / だんでー(@Dandee_House)さん
Chiaki(@ishiaki_tab)さん
aki,NaKANO ki(@aki_smomo)さん(オンライン参加)
さらに、2024年12月6日の日本Tableauユーザー会(JTUG)総会での「OpenDataBattle~地方創生編~」で優勝した長野チームから
Tokiko Mizuguchi(@toko_tabo)さん
などなど・・・Tableauコミュニティの第一線でバリバリ活動されている方々ばかりでした。
そんな豪華ゲスト陣を招いて行うイベントのメインコンテンツは、「仙台市オープンデータでグループワーク!」と題されたワークショップでした。
大まかな筋書きとしては、「仙台データダッシュボード」に掲載されているVIzを、よりスマートなものにMakeoverしようという趣旨のコンテンツです。
グループワークの検討においては「如何にスムーズに進行をし、グループワークを円滑に行うか」が主な焦点の一つとなっていました。
そんな中、ゲストの方々との事前打ち合わせで「グループワークのテーマがあるとやりやすい」との意見をいただき、それを出発点に幹事メンバーで検討をしていたところ、同じくDATA Saber挑戦中のメンバーの一人が「ジャストアイディアですが、ペルソナを作るのはどうですか?」と提案してくれました。
その結果、最終的にできあがったペルソナが以下の3人です。
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これらのペルソナを携え、初めてのイベント運営に不安を持ちながらも当日を迎えました。
グループワークの結果・・・
結果的に、上記のペルソナが功を奏し、イベントは大成功となりました!
以下がイベント当日やその後に作られたVizになります。
当日の作業時間は約40分と非常に短時間でしたが、どのVizも完成度の高い作品になっています。
画像をクリックするとTableau Publicに遷移しますので是非ご覧ください。
ペルソナ①:上杉さんグループ作
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ペルソナ②:広瀬さんグループ作
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ペルソナ③:柏木さんグループ作
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また、イベント後、ゲストの方々から以下のようなコメントをいただきました。
東北ユーザー会とても盛り上がりました!ワークショップでは具体的なペルソナが設定されていたので取り組みやすく完成したVizのクオリティもとても高かったです!みなさんお疲れさまでした!ありがとうございました!#Tableau #東北ユーザー会 #TTUG #VIZZIES #オープンデータスゴイ pic.twitter.com/QSoQN79gJe
— Yuta Sakai(さかぴー) (@unbosoms) February 7, 2025
昨日2/7に開催された東北ユーザ会のWSで作成したVizです!短時間でしたがペルソナ設定があったので取り組みやすかった!
— Yusuke Nakanishi (@YusukeNakanish3) February 8, 2025
企画運営・参加いただいた方ありがとうございました!
Vizへのリンク https://t.co/656QtFIZl5#Tableau #東北ユーザー会 #VIZZIES #オープンデータスゴイ pic.twitter.com/gdkzhYiBvX
#VIZZIES で #東北ユーザー会 にお邪魔し
— yasushi_ishikawa (@Issy1972) February 10, 2025
仙台市オープンデータの可視化に挑戦しました
具体的にどう使いたいか、を想定したMakeover面白かったです
現地貢献がほぼゼロなのでw 自分なりのvizを貼ってみます。人流データがオープンなのスゴイよね#オープンデータスゴイhttps://t.co/WUMn42IVQz pic.twitter.com/IAeZYArE4V
2/13Vizトークでも取り上げていただきました。
#Vizトーク 明日13日も2230ごろからやります!#東北ユーザー会 の話等する予定です!https://t.co/H0Nr9z8bK6
— Yusuke Nakanishi (@YusukeNakanish3) February 12, 2025
まとめ・謝辞
以上、東北ユーザー会の経緯や成果についての簡単な紹介でした。
個人的には、初めてのリアルイベントでこんなに良い思いをしていいのかと思うほどとても有意義なイベントになりました!
このイベントが成功したポイントは、やはり「ペルソナ」が大きかったと思います。
提案&スライド作成してくれたHaruka FUNAKOSHI(こぴ)(@2dayzgonnaB)さんには、大感謝です。
ぜひ今後、あらゆるイベントでこの手法が広まればうれしいです。
また、ゲストの方たちについては、本当に最前線で活躍されている方たちばかりだったのでやっぱりイベント運営などに厳しい方たちなのかな…とか不安だったのですが、みなさん本当に気さくで優しい方でした。
何よりこの時期に東北のリアルイベントに来ていただき、ありがとうございました!
さらに、幹事メンバーの先輩として、イベント運営を指導・協力してくださった、師匠のYuki KIMURA(@00yk00)さん、先輩DATA SaberのやまG(@m_yamag)さんに多大なる感謝を。
また、仕事や子育てで忙しい合間を縫ってイベントのデータ整形などの準備、当日の司会進行を率先して引き受けてくれたApprentice仲間のnui(@nui_is_cat)さんにも、めちゃくちゃ感謝です。
最後に、本イベントに参加してくださった38名のTableauユーザーのみなさまに、改めて御礼申し上げます。ぜひ今後とも東北ユーザー会の活動に関心を寄せていただけるととてもうれしいです!
今後も、東北や全国のTableauコミュニティがさらに活発になるよう願いつつ、私自身ももっと積極的に活動の輪を広げていけるよう頑張ります!
ご精読いただきありがとうございました。