「談話的」和文英訳課題#1
大学入試の出題で「和文英訳」の形態をとっているが、一連の「談話(ディスコース)」を形成する(のであろうなぁ…と感じられる)ものがあります。
今回は、そのような出題から、一題選んで取り組んでもらい、自分の解答と、私の「問題へのアプローチ」「解答例・解説」での指摘を検討してもらえればと思います。
では、以下、問題です。
課題 1:「談話的」和文英訳
以下の一連の文章の内容を英語で表現しなさい。 (千葉大)
(1) 「あまり時間がとれないんです。」
(2) 運動するのをいやがるひとがよく口にする言い訳だ。
(3) 一日に20分でもすれば、何もしないより絶対いいのに。
(4) 結局、自分の健康をどのくらい切実に考えているかなんでしょうね。
解答へのアプローチのサワリまで無料公開範囲としておきます。
課題1:問題へのアプローチ
・(1) だけ「 」となっている、対話の余波を感じ取れているか。
多くの高校生、受験生が、
I don’t have much time.
と書いて (2) へと進んでいる。
“I don’t have much time.”
と引用符があるなら、まだ救いようがある「けれども…」。
・問題文では省略されている「ことば」を補ってlogic をつなぐ。
「一日に20分でもすれば」 → 「何を」するのか?
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