助動詞と心的態度/世界の切り取り方(その3;所謂「進行形」)※2024年修正版

助動詞の2024年修正改訂版の第3弾は所謂「進行形(進行相)」で、助動詞の番付表では「関脇の be」を取り上げます。

旧版でもしつこく書いていましたが、完了「相」以上に、進行「相」というのは奥が深いと思います。

以前は「動詞の意味特性」の分類を示して、

・動作動詞

・瞬間動詞

・変化・経過・推移の動詞

・移動・往来発着動詞

・継続状態動詞

などを解説していたのですが、この記事では、そういう「分類ありき」ではなく、実例を一つ一つ虫の目で眺めて行き、自分の足場を確認し、少しずつ拡げて行く先々で、視界が開けていき、見えるものが増え、実感が増すことを目指しています。

主な内容は以下の通り。

I. 関脇は懐(ふところ)が深い〜 学び直す<be + -ingの世界>
II. 漸増・漸減
III. 一時性の強調
IV. 前景と後景 or 並行?
V. 日本語の「…ている」は、必ずしも英語では進行形にならない
VI. 名詞の数と、動詞の意味特性を再確認
VII. 接続詞/前置詞 + ing を整理する
VIII. 一般に「進行形にならない」といわれる動詞

旧版とは、構成/配列を少し変えて、VIIIの「進行形にならないとされる動詞」の考察を少し詳しくしています。

他にも、所謂「進行形」の基本的な用法は、カバーしているとは思いますが、巷の教材とはかなり異なるアプローチだと思います。私の教材の例に漏れず、練習問題は一切ありません。その点を踏まえた上で(覚悟した上で?)ご購入下さいますよう、お願いします。

A4で20ページに増量し、用例は最新のものとの入れ替えを含めて、トータルで60になっています。
それでは以下、pdfを。

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