ホリエモンが読んだ、ヒューマノイド版ブラックジャックオムニバス『AIの遺電子』
※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部)
【レビュアー/堀江貴文】
タンパク質を主体とした弱い体で、簡単に死んでしまう人間を超越する存在として、ヒューマノイドと言われる新しいカテゴリの「生き物」が産まれた世界を描く本作。
主人公はそのヒューマノイドの治療、というか修理を行う専門のドクターだ。ツンデレなところがあるが、まさにヒューマノイド専門のブラックジャックという感じの温かい心も持ち合わせているのだ。
物語はオムニバス形式で毎回テーマが変わって展開される。
どれも、来るべきヒューマノイド時代がもたらす課題を扱ったものである。
現時点でヒト志向型のAIを搭載したヒューマノイドを作るだけの技術はないが、近い将来もしかしたら実用化されるかもしれない。そんな時代がきたらこの漫画のような問題が噴出してくるのだろうか。