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【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】 レンタル彼女、パパ活、ホストに走る女子大生たちの生々しすぎるリアル『明日、私は誰かのカノジョ』
【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】は、漫画を愛する堀江貴文氏が超多忙を極める合間に読んでおもしろかった作品を毎月レビューするコーナーです。長文レビューもあれば超短文レビューもありますが、そこはご愛嬌。本当におもしろいと思ったものしかレビューしませんので、どうぞお付き合いください。(編集部)
【レビュアー/堀江貴文】
主人公はDVやネグレクトで顔に大きなアザのある女子大生。巧妙にメイクをして彼女代行サービスで働いている。
そこで出会う何か欠陥を抱えた男たち、そして同級生や同じ店で働く女の子のキャストたちの人間模様を描いた作品だ。
なんでこの漫画を紹介しようと思ったかといえば、非常に今のリアルをすごく反映していて生々しかったからだ。
多分相当の取材をしていると思われる。
彼女代行サービスを使う男たちは多種多様だ。典型的な非モテクラスターもいれば、沢山の女の子を手玉に取っている男もいる。ホスト風の男は女の子から巧妙にお金を巻き上げるのは以前から変わらない。そして、若い男たちはナンパや合コンで一晩限りの女の子を求め続ける。
そんな彼らも結局は自己承認欲求やプライド、寂しさを埋めるためにそれぞれの行動を起こしていることには変わりない。
整形モンスターも、自分の容姿に自信が持てないけど整形できない女の子も、もともとそこそこ美人な女の子達も、結局は満たされない自分の心をそれぞれのやり方で埋めてるだけなのである。
この漫画では彼女代行サービスだけではなく、パパ活なとの最新のトレンドを押さえている。
そして新型コロナウィルスの流行が途中から始まり彼女らの生活がさらに大きく変化していく様もリアルタイムに追っていたりするのでそれも興味深い。読み始めると一気に最新刊まで行ってしまうリアリティだ。