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沢さんのレビューをレビュー「『BLEACH』全74巻を毎日振り返る」

こんにちは。東京マンガレビュアーズのタカハシです。

早速ですが、今このレビューを読んでいる方は、沢さんのレビュー「『BLEACH』全74巻を毎日振り返る」を読んだことはありますか?

『BLEACH』を心から愛する沢さんが、毎日1巻ごとに全74巻を振り返るという凄い試みです。

オンラインサロン「東京マンガクラブ」で、ミリアッシュ竹谷さんが毎日書かれている『ハイキュー!!』の1巻ごとの振り返りに触発されて始まったレビュー。漫画の単行本を1巻ずつレビューするだけでも大変なのに、毎日更新するなんて…。『BLEACH』が好きというだけで、本当にここまで出来るのか…?

すでに沢さんは「好き」を超えた別次元にいるとしか思えません。

この凄まじいレビューをぜひ多くの方に!ということで、あらためて東京マンガレビュアーズでご紹介します。

『BLEACH』とは
家族を守るために悪霊・虚(ホロウ)を退治する死神になってしまった高校生・黒崎一護とその仲間達の活躍を描く。
主な舞台となるのは東京にある架空の町・空座町(からくらちょう)。初期の死神代行篇は、自身に死神の力を与えた死神の少女・朽木ルキアを相棒に、一護が虚絡みの騒動に巻き込まれていきながらも解決にあたるエブリデイ・マジック的要素もあったが、尸魂界篇以降はその要素は失せ、敵対勢力とのバトル中心のストーリーを展開する(〜中略〜)本作は死神が現世と霊界の均衡を保つ世界の調整者として魂魄の成仏や虚の退治を行う者として設定され、人間達が住む現世を守護している世界観が描かれている。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)

沢さんの『BLEACH』レビューの妙

沢さんは、毎日1巻ずつレビューを書くにあたり、3つの項目を作っています。

・表紙のキャラクターについて
・毎回異なるテーマでの〜 別巻との読み比べ 〜
・深読みポイント

この3つの項目の中で、絶妙な塩梅で書かれるレビューが面白いんです!

どれも端的で深みがあり、素晴らしくまとまっています。中でも「別巻との読み比べ」は、全巻持っている人にはたまらないレビューです。具体的な事柄とあわせて、キャラクターの心や価値観、成長が、時に熱く時に冷静に語られます。

沢さんは登場人物の心や行動を丁寧に捉えレビューするところが印象的です。冷静な言葉の中に、沢さんの素直な気持ちや感想が散りばめられていて、一人の読者として『BLEACH』を心から楽しんでいることがわかります。

大切な親友を紹介してくれている

個人的におすすめしたいのが「表紙のキャラクター」についてのレビュー。先にも書いたように、沢さんは登場人物の心や行動を丁寧に書かれます。どのキャラについても冷静に端的に書かれているんですが、冷たさを全く感じない…。その理由はなんだろうと考えていたのですが、この記事を書いていてふと思いました。

沢さんにとって『BLEACH』の登場人物たちは、物語の記号ではなく、親友や隣人なのかもしれない。

漫画の話をする時「今週の『ドラゴンボール』凄かったよ!」みたいにタイトルを伝えることが多いと思いますが、「今週の『悟空』凄かったよ!」のように人物について話してしまうような、あの感覚。

ああ、沢さんは『BLEACH』の世界で一緒に生きてきた人たちのことを教えてくれているんだ。沢さんのレビューから感じる「冷静さと熱さ」が、親友のことを話してくれているからだと考えると、胸が熱くなります。全く違っていたら申し訳ないのですが。

ぜひ一緒に、この静かな戦いを見届けてほしい

毎日レビューを公開することは、本当に難しいことです。74日間、約2ヵ月半ものあいだ、毎日ゆっくり書いている時間なんてないと思います。実際書き溜めておくことなんてできない。

生活する上でやらなきゃいけないこともあれば、体調を崩す日も、辛くてどうしようもない日もあると思います。

それでも続けようと決意していること、本当に素晴らしいと感じます。

自分も沢さんの読者として、応援したい。そして皆さんにも見届けてほしい。沢さんのレビューが『BLEACH』を愛する全ての人に届いてほしいと思います。

(この記事を作成している現時点ですでに40巻分のレビューがあります。…凄い。)

WRITTEN by タカハシ東京マンガレビュアーズ編集部