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ホリエモン的この漫画が面白いから読んでみて!『白魔殿の医師』
※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部)
【レビュアー/堀江貴文】
世界中を巡っている私がまだ足を踏み入れたことのない大陸がある。それが南極大陸だ。
チリやアルゼンチンからのツアーはあるのだが悪天候だったりすると10日以上も予定をブロックしなければならずなかなか行くことのできない場所なのである。かなり前から計画を立てていけば良いのだろうが、いつかはチャレンジしたいと思ってる。
そんな極寒の地に各国は研究の為の基地を保有している。日本の昭和基地もその一つである。そんな極限の地で奮闘するスタッフたちの健康を守るために医師も同行するのが常である。
この物語はひょんな事からそんな基地に配属された新米医師と、実はイラクで従軍したこともあるワケありの隊長でもあり医師である破天荒な男、そして隊員たちの物語である。
ライバルのロシアと思われる国の隊員の狼藉やらアメリカと思われる国との関係など、ちょっと盛り過ぎかなあと思われるストーリーはあるものの、様々な極限のアクシデントをトリッキーな手段で解決して行く様は意外と医療考証がしっかりしている。
『スーパードクターK』ほどトリッキーではなく医療漫画としても十分楽しめるクオリティである。まだ、正体がはっきりしない隊長の素性を追うジャーナリストもいたり、JAXAの観測用ロケットが登場したりと色々とこれから面白くなる展開が予想される。